28日の日経平均株価は、米株安やドル安が嫌われて、前日比187円98銭安の1万6476円84銭と反落して取引を終えた。明日29日の日銀金融政策決定会合の内容を確認したいとして模様眺め気分が広がるなか、後場は安値圏でのもみ合いとなった。東証1部の出来高は18億9771万株、売買代金は2兆3738億円。騰落銘柄数は値上がり628銘柄、値下がり1236銘柄、変わらず106銘柄だった。市場は、弱含みの展開ながら安倍晋三首相が昨日表明した28兆円超の経済対策が下支え要因として意識されたようで日経平均株価は75日線や26週線が下値として意識される動きにつながりそうと言う。


28日の東京外国為替市場のドル円相場は、軟調な日経平均株価を受けて売りが優勢となった。終盤は1ドル=104円50~70銭での小動き。午後5時現在、104円68~69銭と前日比72銭のドル安・円高だった。ドル安傾向を引き継いで、早朝からじり安で推移したドル円は、午前9時すぎに104円60銭台まで下落した。仲値すぎに輸入企業とみられるまとまった買いが入り、105円20銭台まで上昇する場面もあったが、日経平均の下落で上値の重さが意識され、売り優勢の基調は変わらず。午後に入ってからも軟調な取引が続き、一時104円40銭台まで緩んだ。終盤は押し目買いが入ったものの104円50~70銭台を中心とした値動きにとどまった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は市場予想通りの金利据え置き。ただ、声明が次回9月の利上げを示唆する内容ではなかったためドル売りが強まったそうだ。また、29日の日銀金融政策決定会合の後、相場が大荒れすることを警戒した投資家が、今日の内にポジション調整の売り買いをしていたそうで、大きく値を飛ばすに至らなかったようだ。


今日はすべての業種がマイナス、IHI、三菱UFJ、パナソニックが2%台の下落、パナソニックはやっと1千円台を回復したのにねえ、・・。三菱重工とコマツは1%台、トヨタとホンダの自動車勢は1%未満の小幅な下落だった。しかし、株価もドルが上げたの下げたの、政府の経済政策がどうの、日銀の金融政策がどうのとまあ忙しい。結局こういう状況は経済それ自体がしっかりしていないと言うことなんだろう。でも、そうそう悪くはなさそうだが、どういう状態が経済がしっかりしていると言うんだろうか。


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