民進党の岡田克也代表(63)が、9月の代表選で再選される公算が大きくなってきた。参院選で敗北したはずのトップがなぜ続投できるのか。
民進党の獲得議席は、改選数を大幅に下回る32。岡田氏が目標にしてきた改憲勢力の「3分の2」阻止にも失敗した。支持率も低迷しており、岡田代表が責任を取るのが、政党政治の常識だが、岡田氏ら執行部は「惨敗」と受け止めていない。むしろ、32ある1人区で野党系が11勝を挙げ、「一定の成果」と満足しているのだ。
岡田氏は代表選への出馬について「現時点で白紙」と繰り返すが、党内では「都知事選後、タイミングをみて出馬表明する」(中堅議員)との見方が強まりつつある。
一方、対抗馬として名前があがるのが、先の参院選で2回連続の全国最多得票となった蓮舫代表代行だ。
「党が変わった印象を与えられる」と若手議員を中心に待望論が高まる。
「ただ、野田佳彦前首相が盟友の岡田氏支持を変えていない。岡田氏が再選出馬するなら、出馬を見送るとみられる。野田氏の支援がないと、推薦人20名を集められませんから」(民進党関係者)
蓮舫氏とは逆に、出馬に前のめりなのが前原誠司元外相。
「『ラストチャンス』と党内に支持を呼びかけていますが、配下の議員は数人だけ。そこで、細野豪志前政調会長に支援を要請しています。前回の代表選で、前原氏は出馬を見送り、細野氏を支援した。その借りがあるとの認識です」(前原氏に近い議員)
さらに、当選3回の玉木雄一郎氏も出馬に意欲を見せ、議員たちに接触を図るが、「20名には届きそうにない」(前出・民進党関係者)。
結局のところ、岡田vs.前原の対決になりそうだが、
「前原氏ら保守系は過半数を制することができない。旧維新の党勢力を糾合してもせいぜい4割超だ。その上、旧維新は江田憲司氏と松野頼久氏の対立が激化しており、分裂間近。枝野幸男幹事長ら現執行部や野田前首相、旧民社党系、中間派などは岡田氏を支持する」(ベテラン議員)
岡田代表再選容認の理由をこの議員はこう説明する。
「参院選の結果を受けて、『共産党と組めば、衆院でも現有議席は維持できる』と安堵の空気が、現職議員の間で広がっている。民共路線の岡田代表でいいというわけです」
「堅物」の性格で知られるリーダーは、守りも堅いようで。
さすが選挙同好会の民進党、国家国民よりも自分の選挙が大事と、・・。野合と言われようが、政策が違うと非難されようが、そんなことはどうでもいいんです。一番大事なことは自分が当選すること、・・。だって他に何があるんですか。落選すればただの人ですからねえ。
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