27日の日経平均株価は、昼に先物が買われるとともにドルが上げて、政策期待もあって、前日比281円78銭高の1万6664円82銭と4営業日ぶりに大幅反発。東証1部の出来高は22億3908万株、売買代金は2兆5343億円。騰落銘柄数は値上がり1403銘柄、値下がり457銘柄、変わらず108銘柄。市場は、後場は大型経済対策ニュースを受け、インデックス買いを誘発した。規模的にどこまで織り込んでいるかは微妙だが、追加緩和観測とセットで週末の日銀金融政策決定会合に向けて期待が続きそうだと頬を緩めているようだ。
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、政府の経済対策に関する報道を受けて上下に大きく振れる展開となった。終盤は様子見ムードが強まり、105円台半ばを軸にもみ合った。午後5時現在、105円40~41銭と前日(午後5時、104円09~10銭)比1円31銭の大幅ドル高・円安だった。始まり、104円70銭台前後で取引されたドル円は日経平均株価の堅調もあって午前中はじりじりと値を上げ、正午前に政府の経済対策が28兆円規模になるとの報道が伝わると106円50銭台へ急騰した。政府が50年債の発行を検討との報道もドル円の急浮上を後押ししたが、その後、財務省がこの報道を否定すると105円10銭台まで下落、午後2時すぎに安倍首相が、財政措置13兆円規模と表明すると再び買いが強まって106円を回復するなど乱高下となった。終盤にかけては模様眺め気分が広がる中、やや水準を切り下げ、105円30銭台から80銭台のレンジでもみ合う展開となった。FOMCの結果発表や日銀金融政策決定会合を控え、薄商いとなったところに投機的な売り買いが交錯し、荒っぽい値動きとなった。今日の為替相場は対主要通貨において円主導の値動きだったそうで、週末の日銀決定会合の結果発表の際には改めて不安定な値動きになる公算が大きいそうだ。
今日は日経平均が大きく値を伸ばしたのことから各社快調ではある。IHIは4%台を付けている。ここも一時はどうなるかと思ったが、現在は優良株になった。トヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツは2%台、パナソニックが1%台、三菱UFJがどうの不良債権化していて1%未満と言うところだ。当面株価も材料で動くのだろうから1万6千円台の半ばを軸に値動きだろうか。
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