25日の日経平均株価は、円の下げ渋りなどで下げに転じ、やや盛り返す場面もあったが、最後は押し切られて、前週末比6円96銭安の1万6620円29銭と小幅ながら続落。過去の累積出来高からみて戻り売りが出やすい価格帯にあるうえ、26-27日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)や、28-29日開催の日銀金融政策決定会合を控え、総じて様子見気分が強まったようだ。東証1部の出来高は16億8540万株、売買代金は2兆314億円。騰落銘柄数は値上がり1166銘柄、値下がり697銘柄、変わらず105銘柄。市場は、動きが鈍く、今週は日米金融イベントに国内決算と見送り材料が多いようで様子見気分になりやすい。過熱感を冷ましつつ26週線がサポートになるとみているが、基本的には決算をにらんでの個別株物色だろうと言う。
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤にかけて値を消した日経平均株価を眺めてじり安の展開となり、一時1ドル=106円近辺まで下落したものの、その後は下げ渋る展開となった。午後5時現在、1ドル=106円27~28銭と前週末比17銭のドル高・円安だった。始まりは106円台前半で推移した後、仲値に向けて五・十日に伴う買いに106円70銭台前半に浮上した。ただ仲値後に買いが一服すると、日経平均が上げ幅を縮小したこともあり、午後にかけてドル円はじり安歩調に転換。終盤には日経平均がマイナス圏で大引けたことで106円00銭近辺まで売り込まれた。ただ同水準では下値が堅く、その後は106円30銭台まで戻す展開となった。ドル円は今日の早朝・夕方ともに106円近辺では下げ渋っており、日銀の追加緩和、政府の景気対策へ思惑から底堅いと言う。ただ追加緩和については織り込みが進んでいるため、週末の日銀決定会合で追加緩和が決まった場合、材料出尽くし感からドル売り・円買いが進む可能性もあると警戒感もあるようだ。
今日は上げはトヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツだがどこも1%未満のささやかな上げだった。それでも下げるよりはいいとは思うが、・・。下げたのはIHI、三菱UFJ、パナソニックだが、前2社は1%台の下げ、パナソニックだけは1%未満だった。今日はイベント前で様子見傾向がとよかったようだ。
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