バイクは直線であれば相当な速度を出せる。隼やZX14Rなど200馬力級のバイクであれば300キロ以上の速度が出ると言う。わがCB1300スーパーボルドールでも250キロほどは出ると言う。ただ、スピードリミッターがついているので国内仕様はメーター読み190キロ程度、欧州仕様は300キロでリミッターストップとなる。


加速では四輪車はバイクの敵ではないが、最高速となると高性能四輪車の方が速いようだ。それは車両の空気抵抗の問題だろうが、時速300キロの風圧と言ったら大変なものだろう。普通、高速を走る時は100キロ巡行、追い越しの時だけ120キロほどまで加速する。四輪だと120キロくらい鼻歌なんだけどバイクはそうはいかない。恐るべき風圧と闘わなくてはいけないからだ。


120キロを超えると速い遅いと言うよりも風圧との闘いになってしまう。120キロ程度でもそうだから200キロ、300キロなどと言ったらそれはそれは恐ろしい風圧だろう。カウルに伏せれば少しは何とかなるが、今度はその姿勢と視界の狭さに苦しめられる。ちょっとおふざけでカウルに伏せることはあるが、あんな姿勢で長くは乗っていられない。


バイク雑誌などに、「150キロから160キロ程度の巡行で、・・」などと書いてあるが、そんな速度で高速を巡行できるわけがない。風圧に耐えてもお上の取り締まりには耐えられないだろう。1時間以内に間違いなく捕まる。


結局、高速も90キロから100キロ程度で巡行することになる。ただ、90キロほどでずっと流していると意識が鈍化してくるので90キロから110キロ程度で適当にメリハリをつけて走らないといけない。


速度と言うのは恐ろしいもので6,70キロほどなら転倒しても助かるかもしれないと思うが、80キロ以上になると、「これで転倒したらまず助からないな」と思いながら走っている。


60キロでコンクリート壁に衝突した時の衝撃は14メーターの高さから落ちるのと同じと言うので60キロでも助からないかもしれない。人間11メーター以上の高さからコンクリート上に落ちたらまず即死だそうだ。それが100キロはおろか、200キロだの300キロだのとなったら全身挫滅・全身粉砕骨折だろう。


その前にお上に御用となって全身の油っ気がなくなるくらい絞られるだろう。だからやっぱりスピードを出してはいけない。まあ、高速で100キロ+α程度だろう。いつぞや新東名と名神で僕を思いきり抜いて行ったBMWとHDが10分もしないうちにお上の御用になっていた。やはりお上と速度をなめてはいけない。


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