22日の日経平均株価は、円高などを嫌気曽田売りに傾き、先物への売りもあって、大きく下落、最近の急上昇などもあり最後は戻したが、戻りは限定的で前日比182円97銭安の1万6627円25銭と大幅反落。東証1部の出来高は15億9104万株、売買代金は2兆4289億円。騰落銘柄数は値上がり515銘柄、値下がり1322銘柄、変わらず131銘柄。市場は、円安一服は重しだが、ほぼ連騰後の週末でもあり、利益確定売りが出やすく、当然の一服と言える。ただ、上値トライには思い切った政策が必要であり、規模や中身によっては材料出尽くしの可能性もあると日経平均の上積みには期待薄のようだ。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、黒田日銀総裁がヘリコプターマネー導入に否定的な見方を示したとの前日の報道や国内外の株安などが重しとなり、1ドル=105円台後半を中心に推移。終盤は欧州勢による買いが入り、じり高となった。午後5時現在は、106円10~10銭と前日比72銭のドル安・円高だった。始まり、106円台前半で推移したドル円は東京時間が近づくと徐々に売りが優勢となり、105円70銭台まで軟化。仲値に向けて持ち直し、105円90銭台まで値を戻す局面もあったが、その後は再び売りが優勢となり、午前10時半ごろには105円台半ばに値を沈めた。正午に向けては一旦買い戻され、105円80銭台でのもみ合いとなったが、日経平均株価の下げ幅拡大を受け再度売り直され、105円60銭台に下落。その後は欧州勢の買いが入ってじりじりと水準を切り上げ、午後5時に向けて106円台を回復している。黒田日銀総裁がヘリマネーに否定的との報道を背景に急落した後を受け、市場は、様子見に終始する投資家が多かったようだ。週末にG20、来週には日米金融当局による政策金利発表を控えていることも手控え要因になったようだ。黒田発言を受けてドル円の上値は重くなっているが、当面は大きな材料も無いため、方向感の出ない展開が続くのではないかと言う。
今日はホンダが2%台と大きく値を落として引けている。その他は三菱重工、IHI、三菱UFJが1%台、トヨタ、コマツ、パナソニックが1%未満と歩幅な下落、このところ、日経平均も大きく上げてきたし、週末で材料もないことからやむを得ないだろう。この先も1万7千円台に戻してそれを維持するのはなかなか厳しいだろう。
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