15日の日経平均株価は、欧米株高やドル高などで続騰したが、利益確定などに押されて伸び悩む場面もあり、また、上昇ピッチの速さに対する警戒や週末要因も影響して、前日比111円96銭高の1万6497円85銭と5日続伸だった。東証1部の出来高は25億1078万株、売買代金は3兆1130億円と6月24日(3兆3383億円)以来の3兆円大台乗せ。騰落銘柄数は値上がり980銘柄、値下がり878銘柄、変わらず109銘柄。市場は、仮にファーストリテの日経平均寄与分を差し引いても連騰後の週末調整の範囲内と言える。むしろ、一時1ドル=106円台まで円安が進んだ割には迫力がない。ボラティリティー(価格変動性)がなかなか下がらず、まだ警戒感が残っているようだと上げ足の鈍さを指摘する声もあった。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後に入って買いが一巡し、105円台後半で一服している。午後5時現在、105円86~86銭と前日比42銭のドル高・円安だった。始まり、仏ニースで起きたトラック突入テロが伝わると105円近辺まで緩んだ。午前9時すぎには堅調な日経平均株価の推移に加え、3連休前の五・十日で、実需の大きなドル買いも入り、105円台後半までじり高となった。午前11時に発表された中国の経済指標がおおむね好調だったため106円30銭台まで急騰した。午後に入ると一部通信社が米経済学者クルーグマン氏のヘリコプターマネー政策導入に否定的なコメントを伝えたことから売り戻され、105円台半ばに値を下げた。午後3時すぎには再び106円近辺まで浮上したが、利食い売りに水準を下げた後、終盤には欧州勢の買いが入って105円台後半で推移している。今後のドル円の動向については市場参加者の間で見方が分かれている。米経済の回復期待もあり、ドル高・円安トレンドへの転換が近いと言う見方があるが、一方、現在は偶然重なった好材料に反応しているだけで現行水準を高値として今後は下げていくと言う向きもある。
今日は三菱UFJが」4%台と大きく上げて500円台を回復した。三菱重工、ホンダは3%台、ホンダが久々大きく上げている。IHIは2%台と好調のようだ。トヨタ、パナソニックも2%近く値を上げている。コマツは1%近い上げで今日はすべて値を上げた。中国のGDPが好調と言うがこの国は分からんからなあ。市場全体としては回復方向だが、長い目で見るとまだまだ先行きは不透明だろう。何か大きな材料があるといいのだが、・・。
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