仏南部ニースで14日夜に起きたトラック突入テロで、仏治安当局は捜査を開始した。昨年11月のパリ同時多発テロ後、治安対策を強化し、警戒を続けていたにもかかわらず、再びテロの標的となった。フランス国内には衝撃が走っている。
オランド仏大統領は14日の革命記念日に合わせたテレビインタビューで、26日に期限を迎える非常事態宣言について、テロを防止するための法整備などが進んだことから更なる延長をしない方針を表明した。ニースのテロはその直後に起きた。大統領は非常事態宣言をさらに3カ月延長した。
オランド仏大統領は14日の革命記念日に合わせたテレビインタビューで、26日に期限を迎える非常事態宣言について、テロを防止するための法整備などが進んだことから更なる延長をしない方針を表明した。ニースのテロはその直後に起きた。大統領は非常事態宣言をさらに3カ月延長した。
仏政府は、昨年11月13日に起きたパリ同時多発テロ後に捜索令状なしの家宅捜索や自宅軟禁を可能にする非常事態宣言を発令。これまでに3回延長し、約3500カ所を家宅捜索、750点に上る武器を押収してきた。
同時多発テロ直後は多くの人が1カ所に集まることを防ぐため、イベントの中止や縮小が相次いだが、最近では各地で大規模なイベントが開かれるようになり、仏情報機関は人が多く集まる場所で新たなテロ攻撃が起きる可能性を指摘していた。
今月閉幕したサッカー欧州選手権フランス大会では、会場周辺に計9万人の治安部隊が展開。厳重な警戒態勢を敷いていたが、テレビ観戦するためにファンらが詰めかけたパリのカフェなどがテロの標的になることを懸念する声もあった。
多くのフランス人が祝う革命記念日は、人の集まる場所が狙われる可能性があるため、当局は厳戒態勢を取り、各地に警察官や憲兵を配備。パリであった革命記念日のパレードでは周辺の通行が規制され、警察官らが身分証明書や手荷物を厳重にチェック、警察の特殊部隊を展開した。だが、花火の見物客のようにさまざまな場所に多数の人が集まる状況では、警備の限界を露呈した形となった。
またテロか。誰がイスラム過激思想を持っているか分からないし、やる方は最初から生死など念頭にはなく、無抵抗の人間をできるだけ多く殺害することが目的なのだから発生すれば被害は大きくなる。そしてイスラムと非イスラム文化圏との溝は深まるばかりだ。そこに新たなテロが生まれる素地が出来上がる。悪循環のようなものだ。宗教的な対立は果てしない殺戮の連鎖を生み出す。異教徒を殺しても天国などには行けない。それよりも他人を犯さずに自分の人生を生きる方がいいと思うのだが、そんなことを言っても無駄だろうなあ。
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