14日の日経平均株価は、NYダウの高騰や円安進行などで4日続伸し、前日比154円46銭高の1万6385円89銭と4日続伸しで取引を終えた。東証1部の出来高は20億5377万株、売買代金は2兆4920億円。騰落銘柄数は値上がり1119銘柄、値下がり696銘柄、変わらず152銘柄だった。市場は、1万6500円前後での累積売買高が厚いことから、戻り待ちの売りが警戒され上値は追いづらいが、売りたたく動きも見られないことから底堅く推移しそうと英国EU離脱危機を当面乗り切って安堵のようだ。


14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時前から一部報道を受けたヘリコプターマネー政策の導入観測から買いが強まり、1ドル=105円台半ばに急騰した。午後5時現在、105円44~44銭と前日比1円22銭の大幅ドル高・円安だった。始まり、調整売りに押され104円台前半に下落したドル円は、日経平均株価が寄り付き直後から上げ足を速めたことから、正午すぎには104円80銭付近に浮上した。その後は利益確定の売りが出て104円台半ばに緩んだが、午後3時前に、本田悦朗スイス大使がバーナンキ前FRB議長と4月に会談した際、永久国債への言及があったとの一部通信社報道を受け、ヘリマネ政策導入への思惑から海外勢が仕掛け的な買いを入れたため105円70銭台に急騰した。終盤は買いが一服し、105円台半ばで推移している。市場は、このような報道が出ると投機筋はドル買い・円売りの流れに乗らざるを得ないと言い、この後は英中央銀行の金融政策委員会を控えて投資家の様子見姿勢が強まるのではと言う。


今日は明暗が分かれた.明の方はコマツが4%台と大幅上昇、「えらい、コマツ、我がエース」、三菱重工が1%台、トヨタが1%未満だった。逆に暗の方は、ホンダとパナソニックがいずれも1%台の下落、「どうした、ホンダ、しっかりせい」、IHIと三菱UFJが1%未満の下落だった。ドルが大きく上げているので輸出関連にはいいはずだが、絶対値が低いのだろうか。相場も英国のEU離脱ショックから徐々に回復してきたように思う。1万7千円台辺りまで戻してくれるといいのだが、それには相当な材料が必要だろう。


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