13日の日経平均株価は、先物への買いや円安傾向などで値を上げて英国のEU離脱前のレベルに迫る前日比135円78銭高の1万6231円43銭と3日続伸だった。東証1部の出来高は27億3943万株、売買代金は2兆8916億円。騰落銘柄数は値上がり1277銘柄、値下がり597銘柄、変わらず93銘柄。市場は、週初から大幅に値を戻し、特に上値抵抗線として意識される26週線にも近づき、リバウンド相場としてはいい所まで来た感じだ。ここから上は売り物が出てくる水準であり、具体的な政策が示されないと一段高には進みづらいのではないかと政府の具体的な政策期待と言うところのようだ。


13日の東京外国為替市場のドル円相場は、前日の海外市場でリスク選好が強まった流れを引き継ぎ、1ドル=104円台前半に上昇した。終盤は欧州勢の買いが入り、堅調に推移している。午後5時現在、104円22~22銭と前日比1円21銭のドル高・円安だった。始まり、104円70銭で取引されたドル円は、午前9時前に輸出企業の売りに押され、104円前半まで下落した。仲値にかけては輸入企業の買いで下げ渋る場面もあったが、利益確定目的の売りで一時104円を割り込んだ。午後は安値拾いの買いが入り104円台半ばまで買い直されたが、戻りは鈍く104円20~30銭を中心に推移。終盤は欧州勢による買いが若干みられ、104円40銭台に水準を戻す場面もあった。ドル円は買い戻しが継続しているものの、米国の利上げ期待は後退しているため、新規の買いを入れる向きは少なく、上値の重さが意識された。一段の上昇には米国が段階的に利上げを実施していく必要があるようだ。利上げ時期を占う上で、今後はFRB高官の発言に注目が集まりそうで、市場の関心は改めて米国の金融政策に移りつつあるようだ。


今日は三菱UFJが5%台と大きく戻した。しかし、昨年末の価格にはまだほど遠い。トヨタ、ホンダ、三菱重工は3%台、コマツとパナソニックが1%台、IHIだけが1%ほど値を下げて引けている。日経平均は何とか英国EU離脱ショック前のレベルに戻したようだが、まだ先は不透明だ。ただ、英国のEU離脱がそれほど大きな影響があるんだろうか。どちらかと言えば疑心暗鬼の部分が多いようにも思えるが、・・。


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