南スーダンの首都ジュバでは大統領派と副大統領派の戦闘が再び激化していて、現地で活動する自衛隊の宿営地付近でも銃撃戦が発生する事態となっています。

Q.今、どういった状況―あ、今の銃撃音ですか?
 
「今(銃声)聞こえてますか?我々の基地のすぐ外で衝突が発生している。窓や扉、ドアから離れて地べたに伏しているようにと指示が出ています」(国連PKO 斉藤広報官)

 
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は11日、南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の宿営地2か所周辺で銃撃戦があったと明らかにしました。うち1か所には自衛隊の宿営地があります。国連などは双方に戦闘停止を呼びかけていますが、銃撃戦は収まっておらず、予断を許さない状況です。

 
「退避指示を出し、駐在員の人数を減らす方向で動いている」(アメリカ国務省 カービー報道官 11日)

 
アメリカ国務省のカービー報道官は、ジュバの大使館から緊急業務の担当以外の駐在員を退避させていると明らかにしました。

 
一方、政府は、南スーダンに滞在するJICA関係者らおよそ70人の日本人を国外に退避させるため、11日夜、自衛隊の輸送機「C-130」を現地に派遣することを閣議決定しました。これを受けて愛知県・小牧基地から3機が出発し、沖縄の那覇などを経由して、早ければ日本時間の14日にジブチに到着します。(12日11:44)


政府は、「武力紛争とは認識していない」と言うが、武装集団同士が戦闘行為を行っていることを武力紛争と言うのではないのか。死傷者が出てからでは手遅れだから引く時期を間違えないようにして欲しい。しかし、他国の部隊が留まるのに自衛隊だけがすたこら逃げ出すわけにもいかないだろうし、これは難しいねえ。


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