7日の日経平均株価は、米国株高などで買いも入ったが、円高が嫌われたようで買いも細く、上積みがなく、前日比102円75銭安の1万5276円24銭と3日続落しで取引を終えた。東証1部の出来高は18億3293万株、売買代金は1兆8577億円。騰落銘柄数は値上がり484銘柄、値下がり1337銘柄、変わらず146銘柄だった。市場は、現地7日のADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計や8日の米6月雇用統計の発表を控え、様子見ムードが広がるなか、ドルやユーロに対し円高が進んだことで業績への影響を懸念していると円高が恨めしいようだ。


7日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の軟調などで上値の重い展開となった。午後5時現在、1ドル=101円02~02銭と前日比04銭の小幅ドル高・円安だった。始まり、東京外国為替市場はじり安となり101円00銭前後まで水準を下げた。午前9時すぎには101円20銭台に回復したが、仲値以降は100円70銭台半ばまで下落した。同水準で下げ渋った後は上昇に転じ、101円台まで回復する場面もあった。午後に入った後は再びじり安での推移が続き、一時100円60銭台前半まで売り込まれた。終盤は欧州勢の参加に伴う買い戻しが入り、101円前後で取引された。ドル安・円高トレンドが形成されつつあることについて、市場は、英国のEU離脱に伴う不透明感や日米金利差の拡大が期待できないことなど、円買い理由が複数あると言う。もっとも、100円台後半では下値は堅く、明日の米雇用統計を前に、一方的にポジションを傾けられないようだ。別の関係者は、市場の不安感が和らぐのは早くても英保守党の新党首決定後だろうと言う。


値下がり銘柄1337と言う割にはコマツが2%台、三菱重工が1%台、トヨタ、三菱UFJ,パナソニックが1%未満ながら5銘柄も上げている。IHIは2%台の下げ、ホンダも1%未満ながら下げて引けている。ところで三菱UFJは倒産企業から過剰接待を受けたとやり玉に挙がっている。もっと厳しく律して株価を上げていただきたい。僕のメインバンクでもあるんだから、・・。しかし、どうしてリスクオフになると円が買われるのか、それが不思議だ。財政赤字は1千兆円、経済は横ばいなのにそれが安定資産だろうか。元でも買えばいいじゃないか。英国EU離脱リスクと言っても過剰反応ではないだろうか。影響がないとは言わないが、それほど大きいとも思えないが、・・。その英国を中国が引っ張り込もうとしている方がもっと危ない傾向だろう。英国は日米など環太平洋経済連合に参加すればいいんじゃないか。


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