4日の日経平均株価は、前場の売り先行が後場から買い先行となって値を上げ、円安傾向も後押しし、前週末比93円32銭高の1万5775円80銭と6営業日続伸。6連勝は今年初めてで、15年11月4-12日の7営業日続伸以来の連続上昇となる。東証1部の出来高は15億7950万株、売買代金は1兆6021億円。騰落銘柄数は値上がり1117銘柄、値下がり715銘柄、変わらず135銘柄。市場は、海外株式に比べ、下げに対する日本株の出遅れ感があり、戻りを試している段階だ。ただ、為替面でのフォローがないと上値は限定されるとみられる。週末には米6月雇用統計を控えるが、一方でSQ(特別清算指数)算出日を迎え、その前に仕掛け的な動きが出るかも知れないと不安定な相場模様を警戒気味のようだ。


4日の東京外国為替市場のドル円相場は、株価の上昇を眺めて買われたものの、上値の重さが意識される展開となった。午後は1ドル=102円60~70銭台で小幅な値動きにとどまった。午後5時現在、102円71~71銭と前週末比17銭のドル高・円安だった。始まり、102円50~60銭台で取引されたドル円は午前9時に向けて売りが強まり102円40銭台前半まで値を下げた。マイナス圏から始まった日経平均株価が切り返すとドル円も連動してじり高となった。午後には株価の堅調な推移を眺めて一時102円80銭台を付けたが、この水準では売り戻しが出て102円60銭台まで下落した。その後も上値の重さが意識され、方向感に乏しい展開に終始した。終盤は欧州参加者の売り買いが交錯した。4日は独立記念日で米市場が休業するのに加え、材料不足が重なったため通常より様子見ムードが強かったようだ。また、英国の欧州連合(EU)離脱のプロセスに不透明感が残る中、市場は、上にも下にも動きにくいようだ。今後については、米国経済の強さが再確認できれば方向感が出てくるのではないかと言う。


今日はIHIが3%台と一番値を上げている。今年はIHIは無配だったが、来年はどうだろうか。次はホンダとパナソニックで1%台、この辺はかなり落ち込んでいるので先は長い。トヨタ、三菱重工、コマツの元祖御三家は1%未満、三菱UFJだけがマイナスだった。三菱UFJは最悪の不良債権になっている。困ったものだ。相場は先行き不透明で恐る恐るの買い戻し模様だが、当面はこんな状況が続くのだろう。


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