バイクに乗るようになってからもブランド物で身を固めると言うことはない。安全にかかわるもの、ヘルメット、プロテクター、グローブ、シューズ、雨衣、こんなものにはそれなりの金をかけているが、ウエアはWMブランドの厚手の綿の作業衣やズボンとかJMブランドのカーゴパンツとか、その手のものばかりでバリッとしたブランド物で身を固めたライダーさんに比べると極めて貧乏くさい。


それでも羽が付いた"Honda"とか豪華な装飾入りの"Harley Davidson" "Simpson"などという派手なロゴの入ったジャケットやパンツを着るのが何となく気が引ける。転倒した時には革製のウエアが一番安全と言うが、普段着でも革製を身に着けたことはない。化繊は熱が加わると溶けて肌に張り付いて損傷がさらにひどくなると言うので綿にしている。


強度から言えばケブラーとかスペクトラムなどがいいのかもしれないが、転倒した時には摩擦熱が加わるのでその点でよろしくないかもしれない。バイクもファッションなのでブランド物でビシッと決めるのも悪くないだろうが、バイクから降りてヘルメットを脱いだ時に、「げっ」と思われるのもしゃくの種なのでほどほどにしている。


ところでライダーさんは何を見れば相手のバイク歴が分かるのだろうか。山屋は登山靴だが、ライダーさんはウエアもバイクも素人でも金さえかければそれなりのものが揃えられる。やはり乗り方だろうか。すれ違う時にちょっと手を上げたり、道を譲った時にちらっと後ろを振り向いてさっと手を上げて追い越していくライダーさんを見ると、「おお、なかなか格好いいな」と思う。


まともなバイク歴3年、走行距離2万5千キロではまだまだそうしたレベルまでは到達しないが、身に着けるものではなくて立ち居振る舞いで格好のいいライダーさんになれればいいと思う。まだまだその域ははるかに先ではあるが、・・。


日本ブログ村へ(↓)