萩生田光一官房副長官は2日の記者会見で、バングラデシュの首都ダッカのレストランで起きた人質事件で、日本人の男性1人が救出されたことを明らかにした。この男性は被弾して負傷しているが、命に別条はないという。男性は同じレストランで日本人の仕事仲間8人で食事をしていたが、ほかの7人の安否は確認できていないという。
萩生田氏によると、救出された男性を含む8人は、いずれも国際協力機構(JICA)の円借款のインフラ事業に参画していた日本企業の社員だという。
政府高官は、安否が分からない7人には女性も含まれ、安否は「かなり厳しい」との見方を示した。
事件発生を受け、安倍晋三首相は2日、バングラデシュのハシナ首相と電話で会談した。安倍首相は「このような非道な行為はいかなる理由でも許されず、断固非難する。貴国への連帯を表明し、国際社会と連携し、最大限支援する」などと語った。
ハシナ首相は救出作戦で日本人1人を含む13人を救出したことを明らかにし、「人命最優先の努力をしたが、残念ながら犠牲者が生じている。バングラに在留する邦人、外交団、施設の安全確保に万全を期す」と報告した。これに対し、安倍首相は「犠牲者が発生したことは極めて残念だ」と述べ、残る日本人の安否確認や安全確保について「万全を尽くして頂きたい」と申し入れた。
どんなに手を尽くそうが。このようなテロを事前に察知して防止するのは不可能だろう。世界をすべて豊かに、そして平等になどと言うのは絵空事、空念仏のようなもので今後もこうしたテロは続くだろう。しかし、世界展開する経済の中で海外に出ていかざるを得ない。被害に遭われた方にはまことにお気の毒である。
日本ブログ村へ(↓)