29日の日経平均株価は、欧米株高や円高一服などで英国のEU離脱ショックが和らぎ、終盤やや上値が重くなるも、前日比243円69銭高の1万5566円83銭と大幅に3日続伸。東証1部の出来高は21億88万株、売買代金は2兆2060億円。騰落銘柄数は値上がり1635銘柄、値下がり270銘柄、変わらず60銘柄。
市場は、昨日まで売りが続いた銀行、自動車といった指数影響度の大きいセクターも戻りに入り、リバウンド期待はあるが、買い戻しが主体で新規買いは薄い。日経平均は24日の急落分(1286円)の半分近くを取り戻したが、さらに戻りを試すには、円安に振れるか、政策が打ち出されるかがポイントになるだろうと言う。
市場は、昨日まで売りが続いた銀行、自動車といった指数影響度の大きいセクターも戻りに入り、リバウンド期待はあるが、買い戻しが主体で新規買いは薄い。日経平均は24日の急落分(1286円)の半分近くを取り戻したが、さらに戻りを試すには、円安に振れるか、政策が打ち出されるかがポイントになるだろうと言う。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、政府・日銀の対応が期待外れだったことから午前中にじり安となったが、終盤にかけて英国の欧州連合(EU)離脱懸念の後退を背景に欧州投資家の買いが入り、持ち直した。午後5時現在は1ドル=102円43~43銭と前日比20銭のドル高・円安だった。始まり、ドルは102円60銭台前後で取引されていたが、午前9時すぎに102円20銭台まで下落。政府・日銀の協議で円高抑制に向けた積極的な発言が出なかったことから、失望売りが出た。仲値過ぎには輸入企業の買いで102円台半ばまで切り返したが、上値は重く、じり安歩調。午後に入ってからも軟調な取引が続き、午後3時ごろには102円10銭台まで値を下げた。ただ、終盤は欧州勢の参入で買い優勢となった。英国のEU離脱に対する過剰な警戒感は和らぎつつあるが、ドル円は依然として安値圏での取引が続いている。ドルと円のいずれもポンドやユーロなど欧州通貨に対して同様に上下しているため、市場は、ドル円は方向感の出にくい展開が続いていると言う。29日夜にはEU首脳会議が予定されており、マーケットの不安解消のためにEUの結束を示せるか否かがカギと言う。
今日はすべて大きく値を上げた。IHIが5%台、三菱重工とパナソニックが3%台、トヨタ、三菱UFJ,コマツが2%台、ホンダが1%台の後半となかなかだった。これで英国のEU離脱ショックの約半分を取り戻したことになるが、この先も不透明感が付きまとうのはやむを得ないことだろう。ホンダと三菱UFJが足を引っ張っている。困ったものだ。市場も英国のEU離脱には残留になるだろうと高をくくっていたので離脱と決まって慌てふためいてパニック売りに走ったところがある。すべては今後の離脱交渉の行方が問題になるだろう。
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