28日の日経平均株価は、前半、米国株が下げたことで大きく下落したが、その後、政策期待や先物への買いなどで盛り返し、何とかプラス圏まで押し返して、前日比13円93銭高の1万5323円14銭と小幅続伸した。東証1部の出来高は24億9562万株。売買代金は2兆3571億円。騰落銘柄数は値上がり1000銘柄、値下がり835銘柄、変わらず120銘柄。市場は、1万5000円から下は売り込めず、買い戻しが入った。ただ、自動車株を始めとした輸出関連株と金融株が弱く、上値も重かった。これらのセクターが下げ止まらないと安心できず、底入れ期待が膨らまないと嘆きが入ったようだ。


28日の東京外国為替市場のドル円相場は、英国のEU離脱に伴う先行き不透明感が続いており、上下に振れやすい不安定な取引となった。終盤は欧州参加者による買いで上昇した。午後5時現在は、1ドル=102円23~23銭と前日比21銭のドル高・円安だった。始まりから売り買いが交錯し、101円80銭~102円台前半で推移。仲値過ぎには株価の軟調を背景に101円台半ばまで値を下げたが、その後は株価が持ち直すにつれて買い戻しが入り、昼過ぎには102円20銭台まで回復した。ただ上値は重く、午後に入ると戻り売りで101円70銭台まで下落。終盤は欧州勢の買いが入って102円20銭台まで水準を戻した。為替市場は依然として英国のEU離脱ショックから立ち直っていない。本日から明日にかけてEU首脳会議が予定されているが、市場関係者は、マーケットの落ち着きを取り戻すような発言は期待できないと悲観的で、また、相場が安定するには長い時間が必要とこれまた悲観的だった。


トヨタが下げること、3%台も下げている。IHIが2%台、ホンダ、三菱UFJ,パナソニックが1%台、三菱重工が1%未満とどれもこれも下げばかり、唯一の希望はコマツで1%未満ながら上げている。頑張れ、コマツ。でも英国も混乱を極めているようだが、EUは早く脱退しろとけんもほろろのようだ。まあ、英仏独など昔から親の仇のように喧嘩ばかりしてきた国同士だからそれも無理もないのかもしれないが、・・。当面は不安定な相場が続くだろう。


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