生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎代表は22日午前、同日公示された第24回参院選の第一声を東京・JR新宿駅南口で行った。街頭演説の要旨は以下の通り。

 
「大企業に対する税金は安くなるばかり。取るべき税金を取らない政府のやり方が皆さんの首を絞めている。このままでは格差がますます広がっていく。この国を持続可能な形で回すには、まず税金の取り方をかえなければならない。不公平を是正していこう」

 
「原発をやめられないのは、政党と官僚と経済界の利害が一致しているからだ。安全性が担保されていない原発が今後も再稼働される。大手が支配する送電線が私たちの手に渡らなければ、本当の電力自由化は訪れない」

 
「生活が苦しい理由は政治と社会的構造にある。これを変えるために本当のことを言う、汗をかく候補者を選んでいただきたい」


大企業からもっと税金を取れと言うが、一般国民とは全く無縁の大企業と言う存在があるならそれもいいだろうが、大企業の収支と言うのは国の経済を左右する。企業減税は世界的な潮流で日本の企業税はまだまだ高いと言う。税を上げて企業活動が低調になり、賃金が落ち込めば景気はなおさら冷え込む。ただ、企業にしても内部留保ばかり増やさないで従業員の賃金を上げてやらないと消費が冷え込むばかりだからその点は一考に値するだろう。要は大企業も一般庶民も一蓮托生でお互いに連携して金を回さないと景気は良くならない。派遣だ、人件費カットだとどうして日本はこんなに貧乏になってしまったんだ。金は使ってこそ生きてくる。政治家も大企業も一般国民もそれをよく考えるべきだろう。麻生太郎ちゃんもそう言っているじゃないか。


それから電力の安定供給も国家の経済活動を左右する重要な問題だ。何でもかんでも市民が支配すればうまく行くというものではない。再生エネルギーでも必要な電力を安定して供給できると言う具体的な証明が必要だろう。原発も確かに危ない。でも再生エネルギーや電力の自由化にも別の意味で危なさを秘めている。


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