■自民は成長持続 民進は分配重視
経済成長重視のアベノミクスをめぐっても各党のカラーが鮮明に出た。自民、公明両党などはアベノミクスの持続を主眼に置くのに対し、民進党は「分配」を重視し、経済政策を転換するよう訴えた。
安倍晋三首相は、国民総所得の増加や大学新卒者の高い就職率などの実績を列挙。「アベノミクスは道半ば」として、リニア中央新幹線の前倒しなどで成長を目指す考えを示した。
公明党の山口那津男代表は国や地方で税収が増えた成果を強調。日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は老朽化インフラへの投資を訴え、新党改革の荒井広幸代表もアベノミクスに理解を示した。
これに対し、民進党の岡田克也代表は「(安倍政権の)経済政策は行き詰まっている。人への投資や所得再分配、働き方革命を実現して持続的成長が可能になる」と主張。低年金者への最大6万円の給付金支給など社会保障の実施が経済対策になると訴えた。
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表も、最低保障年金や子ども手当で個人消費を拡大するとした。かつて民主党政権は家計を重視し、バラマキによる成長を目指したが、財源確保などで行き詰まった経緯がある。
共産党の志位和夫委員長は「国民生活の破壊をもたらした」とアベノミクス批判を展開。社民党の吉田忠智党首も「格差が拡大した」と同調した。
一方、消費税増税の再延期で、増税時に予定していた社会保障の扱いも焦点だ。安倍首相は「すべてできるわけではない」と財源確保の必要性を指摘。そのうえで、年金受給に必要な資格期間の短縮は「前向きに検討する」と述べた。
借金に頼らず政策経費をまかなえるかを示す基礎的財政収支を平成32年度に黒字化する財政健全化目標については、岡田氏が「(達成は)無理だ」と批判。首相は「難しい目標だが、努力しなければならない」と述べた。
おおさか維新の会の片山虎之助共同代表は「増税に頼らず、身を切る改革」を主張した。
経済成長重視のアベノミクスをめぐっても各党のカラーが鮮明に出た。自民、公明両党などはアベノミクスの持続を主眼に置くのに対し、民進党は「分配」を重視し、経済政策を転換するよう訴えた。
安倍晋三首相は、国民総所得の増加や大学新卒者の高い就職率などの実績を列挙。「アベノミクスは道半ば」として、リニア中央新幹線の前倒しなどで成長を目指す考えを示した。
公明党の山口那津男代表は国や地方で税収が増えた成果を強調。日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は老朽化インフラへの投資を訴え、新党改革の荒井広幸代表もアベノミクスに理解を示した。
これに対し、民進党の岡田克也代表は「(安倍政権の)経済政策は行き詰まっている。人への投資や所得再分配、働き方革命を実現して持続的成長が可能になる」と主張。低年金者への最大6万円の給付金支給など社会保障の実施が経済対策になると訴えた。
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表も、最低保障年金や子ども手当で個人消費を拡大するとした。かつて民主党政権は家計を重視し、バラマキによる成長を目指したが、財源確保などで行き詰まった経緯がある。
共産党の志位和夫委員長は「国民生活の破壊をもたらした」とアベノミクス批判を展開。社民党の吉田忠智党首も「格差が拡大した」と同調した。
一方、消費税増税の再延期で、増税時に予定していた社会保障の扱いも焦点だ。安倍首相は「すべてできるわけではない」と財源確保の必要性を指摘。そのうえで、年金受給に必要な資格期間の短縮は「前向きに検討する」と述べた。
借金に頼らず政策経費をまかなえるかを示す基礎的財政収支を平成32年度に黒字化する財政健全化目標については、岡田氏が「(達成は)無理だ」と批判。首相は「難しい目標だが、努力しなければならない」と述べた。
おおさか維新の会の片山虎之助共同代表は「増税に頼らず、身を切る改革」を主張した。
自国の経済を確実に好転させるには内需を喚起するのが良いのだが、強固な先行き悲観観念を持っている日本人に金を使わせるのは大変だろう。各党の経済対策と言ってもこれというものはない。民進党はお題目だけで具体的なものはないし、大企業から税金を取れだの、身を切る改革だの、身を切っても何兆円も金が出てこないだろう。消費税を10%に上げる。その代り3年間くらいの期間を区切って「節税ラリー」とか銘打って使った分の消費税を還付してやるなどのことをやれば結構面白がって金を使うんじゃないか。ただ、それを適正に申告させるのは大変だろうけど、・・。なんとか内需を喚起する方法があればいいんだけど。そのためには政治に対する信頼を得ないといけないだろうなあ。
日本ブログ村へ(↓)