21日の日経平均株価は、始まりに円高傾向だった為替がドル高に振れたことで株が買われ、前日比203円81銭高の1万6169円11銭と3日続伸。今月13日以来、約1週間ぶりに終値ベースで1万6000円台を回復した。麻生太郎財務相の「為替の急激な変化は望ましくない」との発言が効いたようだ。東証1部の出来高は17億2232万株。売買代金は1兆7796億円。騰落銘柄数は値上がり1395銘柄、値下がり443銘柄、変わらず121銘柄。市場は、麻生財務相の発言もあって円が弱含んだほか、英国がEUに残留するとの見方が広がったこともあり、買い戻す動きが入ったようだ。明日も英国情勢と為替にらみが続く。残留との見方が強まれば、買い戻しが続くこともあろう。ただ、直近の上昇で買い戻し一服感が広がる可能性もあるとやや警戒感もあるようだ。
21日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の上昇を受けた買い戻しが入り、終日じり高基調で推移。終盤も欧州勢の買いに一時104円50銭台まで上昇した。午後5時現在は、1ドル=104円46~47銭と前日比8銭のドル安・円高だった。始まり、103円80~90銭台で取引されたドル円は午前9時に向けて売りが強まり、直近安値の103円50銭台を試す展開となった。しかし株価が切り返すとドル円も買い戻され、仲値通過後には104円を回復。午後も堅調な株価を好感してじり高となった。終盤も一時104円60銭目前まで強含んだが、欧州勢の一部が円買いポジションを巻き戻したことで、その後はやや伸び悩んだ。日本時間の今夜、イエレンFRB議長の議会証言が行われるが、英国民投票をめぐる不透明感に加え、最近の米経済指標も強弱入り交じる結果となっていることから、現時点で利上げに前向きな姿勢は示しにくいのではないかと言う。市場参加者は、23日まではマーケットの関心は英国の投票結果のみに集まると見るようだ。
今日はトヨタ、三菱重工、IHI,三菱UFJ,パナソニックなど大部分が1%台の伸び、ホンダとコマツだけが1%未満の伸びとさほど大きく値上がりしたわけではなかった。23日の英国のEU離脱問題が決着するまではその傾向をにらみながらの相場模様になるだろう。どうなるんだろうねえ。
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