22日公示―7月10日投開票の参院選を前に、与野党党首は19日、初めてのテレビ討論に臨んだ。

 
安倍晋三首相はフジテレビ番組で、民進、共産両党の選挙協力について「あまりにも無責任だ」と批判。民進党の岡田克也代表は政権打倒という共通目標を持って野党が協力するのは当然との認識を示した。

 
岡田氏は共産党と連立政権を組む可能性について「理念、政策に違いがあって、政権は組めない」と否定。ただ、「安倍政権を倒す共通目的に基づいて協力するのは全くおかしくない」と主張した。共産党の志位和夫委員長も「野党で連合政権を組もうと提案しているが、合意はない」としながらも、「大義で結束して安倍政権を倒すというのは当たり前のことだ」と述べた。

 
これに対し、首相は「安倍政権を倒すことで一本化しているならば、もし倒した後どうするのか。混乱を呼ぶだけだ」と述べ、民共両党の選挙協力に疑問を呈した。公明党の山口那津男代表も「(両党は)全然方向性が違う。選挙後の責任ある姿が見えない」と指摘した。

 
一方、岡田氏はNHKの番組で、消費税増税の再延期で不足する社会保障財源について、行政改革による歳出削減を前提とした上で、「最悪の場合、赤字国債もやむを得ない」と強調。これに対し、首相は「社会保障の充実を、赤字国債を充てて全部やるという無責任なことはしない」と批判した。
 

NHKの党首討論でも見ていたが、民進党など野党は立憲主義だの憲法擁護だのと看板ばかりで中身が何もない。中国の軍艦が日本の領海を航行し、北朝鮮は核を装備してミサイルを撃ちまくっている。超覇権主義の世界第2位の大国に隣接しながら安保法制廃止、平和主義と言っても説得力がない。遠くの親戚よりも近くの他人で中国に寄り添いますなんて笑い話にもならない。打倒安倍政権で、「じゃあ倒したらどうすんだよ」と言われて、「倒してから考える」では話にならない。別に自公政権がいいわけでもないが、少なくとも具体的な政策を掲げてそれなりに成果も出している。政治は理念と政策、相手の批判は批判でいいが、それがなければ話にならない。


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