15日の日経平均株価は、円高一服などを好感してプラス転換したが、1万6千円手前で上値が重く、また、16日にFOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、様子見気分に傾き、それでも前日比60円58銭高の1万5919円58銭と5営業日ぶりに反発だった。東証1部の出来高は19億3842万株、売買代金は1兆9253億円。騰落銘柄数は値上がり1032銘柄、値下がり767銘柄、変わらず159銘柄。市場は、1万6千円に近づくと売り注文が増えてくる。イベント待ちで上を買う投資主体は見当たらない。明日の日銀金融政策決定会合では現状維持がコンセンサスだが、もし追加緩和となればサプライズになると日銀の政策に期待感をにじませているようだ。
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の堅調な動きに支えられて高値圏で推移した。終盤はドイツ金利の低下一服によるユーロ買い・円売りが波及してドル円も買われた。午後5時現在は、1ドル=106円25~25銭と前日比40銭のドル高・円安だった。始まり、106円前後で推移したドル円は、仲値に向けて五・十日による輸入企業のドル買いが入り、106円20銭台に浮上した。正午前後は株高にも支援され、同水準でもみ合った。午後は一旦緩んだ後、ドイツ10年物国債の利回り低下が一服したことに伴うユーロ買い・円売りがドル円にも波及し、106円30銭台まで水準を上げた。終盤は同水準でもみ合った。FOMCや日銀政策決定会合の結果を前に様子見ムードが強く、調整のドル買いも入ったようだ。ただ、市場の注目は英国のEU離脱問題に集まっており、政策変更など驚くような内容が出てこない限り、値動きは一時的だろうと冷めた見方のようだ。
今日の上げ幅トップはパナソニックで2%台を付けた。トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI,コマツはいずれも1%前後、三菱UFJだけが1%未満の小幅な下落だった。英国のEU離脱問題が決着するまでは一進一退の相場模様だろう。仮にEU脱退となると大荒れだろう。そういう時は買いなんだけどねえ。
日本ブログ村へ(↓)