防衛省は15日、中国海軍の艦艇が鹿児島県の口永良部島周辺の領海に入ったと発表した。中国艦はすでに領海を出ている。政府は警戒監視と情報収集を進めるとともに、中国の意図の分析を急いでいる。

 
防衛省によると、15日午前3時30分ごろ、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦1隻が、口永良部島西方の領海を南東に進むのを海上自衛隊のP3C哨戒機が確認。午前5時ごろ、鹿児島県の屋久島(鹿児島県)南方から領海を出た。


不届き千万、撃沈せよ、・・と言っても領海は領空と異なり無害通航権があるからなかなかそうもいかない。

海洋法に関する国際連合条約第30条 
(軍艦による沿岸国の法令の違反)
軍艦が領海の通航に係る沿岸国の法令を遵守せず、かつ、その軍艦に対して行われた当該法令の遵守の要請を無視した場合には、当該沿岸国は、その軍艦に対し当該領海から直ちに退去することを要求することができる。

と言う程度なのでなかなか難しい。19条に、「無害通航の意味」が規定されているが、c.沿岸国の防衛又は安全を害することとなるような情報の収集を目的とする行為 はしてはいけないと言うが、それを立証するのはなかなか難しいだろう。中国もいろいろと仕掛けてくるが、日本はこれに毅然と、しかし冷静に対応すべきだろう。


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