14日の日経平均株価は、英国のEU離脱懸念からリスクオフに振れ、ドル安も重しになって前日比160円18銭安の1万5859円00銭と4日続落。終値では、4月12日以来約2カ月ぶりに1万6000円台を割り込んだ。東証1部の出来高は19億7603万株。売買代金は1兆9892億円。騰落銘柄数は値上がり227銘柄、値下がり1670銘柄、変わらず61銘柄。市場は、英国で23日に実施されるEU離脱をめぐる国民投票を前にポジションを落とす動きが強まっている。国民投票後の反応が不透明であるため、強気のポジションは取れない。英国のEU残留観測が強まればリスク回避の動きも弱まるだろうが、来週にかけては下落リスクがあると警戒感が強いようだ。
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、英国のEU離脱懸念から株安、ポンド安が進行したことを嫌気してドル円も続落した。一時105円60銭台まで下落する場面もあったが、終盤は売り買いが交錯し、105円台後半で推移した。午後5時現在は、1ドル=105円85~85銭と前日比25銭のドル安・円高だった。始まり、106円20銭台で取引されたドル円は、午前9時に向け一旦上昇したが、日経平均株価の軟調を背景にドル円も売り優勢となった。売り一服となった後は方向感に欠きもみ合った。午後2時過ぎにはポンド円の下げにつれ、ドル円も下落。その後は105円90銭前後での取引が続いたが、午後4時すぎには投機的な売りを受け、105円60銭台まで値を下げた。終盤は106円近辺で売り買いが交錯した。今日から始まるFOMCは利上げ見送りとの観測がすでに織り込まれており、英国のEU離脱問題が市場参加者の関心の中心のようだ。23日の国民投票が落ち着くまでリスク回避の円買い姿勢が弱まる気配はないと落胆ムードのようだ。
今日は三菱UFJが2%台、ホンダとパナソニックが1%台、トヨタ、コマツが1%未満、三菱重工、IHIはほとんど動きなしといいところがない。トヨタはもう少し様子を見て買えばよかったと思うが、まあ、いいだろう。英国のEU離脱問題が片が付くまで株価は期待できそうもない。
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