9日の日経平均株価は、米国株は値を伸ばしたが、円高が災いして下落、終盤買いが入って下げ幅を縮めたが、前日比162円51銭安の1万6668円41銭と3日ぶりに反落して、取引を終えた。東証1部の出来高は16億8404万株、売買代金は1兆7853億円。騰落銘柄数は値上がり541銘柄、値下がり1280銘柄、変わらず136銘柄だった。市場は、為替相場が1ドル=106円台の半ばまで円高・ドル安が進んだが、下げ渋りの動きをみせるなど、為替に対する抵抗力がついてきているようだと為替に弱い株価の抵抗に対する期待感もあるようだ。
9日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の軟調な動きを眺めて1ドル=106円台前半まで軟化した。欧州株式市場が下落して始まったこともあり、午後5時現在は1ドル=106円35~36銭と前日比62銭のドル安・円高だった。始まりは、106円80~90銭前後で推移。日経平均が軟調に推移したため、正午前後に向けてはじり安となり、106円50銭前後まで売られた。中曽日銀副総裁の、必要と判断すれば、追加緩和措置を講じるとのコメントが伝わったが、市場への影響は限定的だった。午後は日経平均の下げ幅縮小により買い戻しが入り上昇、106円60銭前後でもみ合った。終盤、英国のEU離脱懸念からポンドが急落し、欧州株が安く始まったことからドル売り・円買いが進んだ。時間外取引で米長期金利が下落したこともドル円売りに波及した。目先は来週のFOMCまでは大きな材料がなく、日銀の決定会合での追加緩和期待も盛り上がっておらず、しばらくはレンジ圏の値動きが続くと市場も様子見のようだ。
今日は三菱UFJが3%台、パナソニックが2%台後半、その他、トヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツ、IHIは1%台の下落だった。ドルがもう少し頑張ってくれないとねえ。早く利上げすればいいと思うが、米国もそれほど景気は良くないようだからこんな状態が続くのだろう。
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