三菱自動車の燃費偽装問題で、同社が、国が定める測定法と異なる方法で燃費算出の基となるデータを得るため、不正なプログラムを開発していたことがわかった。

 
国の測定法は1991年に導入されたが、プログラムはその直後に開発され、担当者の間で長年使用され続けた。制度導入当初から違法性の認識を持っていたことになり、国土交通省幹部は「悪質性が高く、厳正に処分する」としている。

 
国が定めた測定法は「惰行法」と呼ばれるもので、各メーカーが車をテストコースで走らせて走行抵抗値を測定し、燃費算出のためのデータを取っている。しかし、同社は「高速惰行法」という手法でデータを測定していた。

 
今年4月の問題発覚後、同社は社内調査を開始。関係者によると、高速惰行法は、同社が自動車の開発段階で走行試験のために91年以前から使っていたもので、このデータを惰行法で計測したと見せかけるため、プログラムを開発し、25年間使っていた。


訳の分からない実際にはそんな数値は出せもしないカタログ燃費などどうでもいいが、エンジニアは汗を流していいものを作るのが仕事だろう。燃費偽装プログラムなど作っている暇があったらユーザーのために少しでもいいものを作るために努力するのがメーカーのあるべき姿だろう。軽も一部を除いてどれもこれもスペース効率重視のミニプレハブ物置のようなのばかりだが、あのパッケージングも何とかならんものか。右に倣えではなく工夫の余地があるのではないか。


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