26日の日経平均株価は、原油高や欧米株高に乗って値を伸ばしたが、為替が円高傾向に振れたことから売り優勢となり、前日比15円11銭高の1万6772円46銭と小幅に続伸して、取引を終えた。東証1部の出来高は17億6943万株、売買代金は1兆8343億円。騰落銘柄数は値上がり930銘柄、値下がり844銘柄、変わらず179銘柄だった。市場は、欧米株高で1万7000円台回復のチャンスとみられたが、対ドルで円高に振れたことが痛かった。5月SQ(特別清算指数)値を超えたことで目先の達成感が出たようだと為替が恨めしいようだ。
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、手掛かり材料が乏しい中、総じて1ドル=109円台後半でもみ合っている。午後3現在、109円63~63銭と前日比40銭のドル安・円高だった。始まりは、110円20銭前後で推移した後、午前9時すぎに110円を割り込む場面でストップロスの売りが加速。一時109円40銭近くまで軟化した。その後は買い戻しも入り、やや下げ渋った。午後は109円60銭前後を中心とした狭いレンジでもみ合う展開となった。株価が大引け前に一時マイナス圏に沈んだ場面ではやや売りが強まった。ドル円の急落は特に材料もなく、株高にしては上値が重い中、短期筋のまとまった売りがストップロスの売りを巻き込んだのではないかと言う。一方、引き続き米利上げ観測がくすぶっているため、ドル円の下値も堅く、欧米時間に入ると改めて買い直されるのではないかという期待感もあるようだ。
今日はIHIとホンダが1%台後半と快調に値を上げている。トヨタ、三菱重工、コマツは1%未満だが堅調、三菱UFJとパナソニックが1%未満だが値を下げて引けている。相場もなかなか思うように上がらないが、当面はこんな程度で時々の材料に応じて推移するのではないだろうか。
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