19日の日経平均株価は、円安で買いが先行したが、その後は戻り待ちの売りに押されて値を下げ、終盤は売り買いが控えられて、前日比1円97銭高の1万6646円66銭と小反発して、取引を終えた。東証1部の出来高は20億1877万株、売買代金は1兆9227億円。騰落銘柄数は値上がり1012銘柄、値下がり809銘柄、変わらず130銘柄だった。市場は、対ドルで110円台に乗せたにもかかわらず動きが鈍く、手掛かり材料難もあり、当面は模様眺め気分が広がりそうとドル高にも動かない相場に気抜けのようだ。


19日の東京外国為替市場のドル円相場は、タカ派的なFOMC議事要旨を受けて前日の米国市場で大きく上昇した反動から利益確定売りが優勢となった。終盤も売りに押され気味の展開だった。午後5時現在は1ドル=110円07~07銭と前日比64銭のドル高・円安だった。始まりは、110円10銭まで上昇していたドル円は、午前10時30分ごろには110円30銭前後まで値を上げたが、その後は日経平均株価が上げ幅を縮める中で軟化。輸出企業などから利益確定目的の売りも出て、一時的に110円を割り込んだ。午後に入ると再び買いが強まり110円30銭台まで戻したが、同水準で上値の重さが見られると再び利益確定売りに押され、値を下げた。19日は、3週ぶりに110円台に乗せたことでやれやれの売りを出した向きが多かったようだ。日経平均のさえない動きや原油価格の反落も利益確定売りを誘った。別の市場関係者は、ドル高・円安の流れが定着したとの見方はまだ広がっていないと警戒感もあるようだ。


今日値を上げたのは、ホンダ、IHI,三菱UFJ,パナソニックだが、いずれも1%未満、値を下げたのは、トヨタ、三菱重工、コマツでこちらも1%未満の下げだった。ドルが値を上げてもドル高が続くのかどうか見極めたいというところだろうか。相場は売り買いともに及び腰になっているようだ。


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