小田原から箱根大観山を経由し、湯河原峠をつなぐ有料道路「ターンパイク箱根」で4月、自動車評論家の男性が死亡する事故が起きた。神奈川県警は速度超過が事故の原因とみて、再発防止に乗り出した。急カーブが少ない山道は「走り屋の聖地」と呼ばれ、猛スピードで下る車が後を絶たない。危険走行の現場を見た。
5月11日午後、ターンパイクの湘南ビュー展望台近く。小雨の降る中、白いポルシェが低いエンジン音をうならせ、カーブを下っていく。時間を置いて、プジョー、ベンツ、ジャガー……。高級車が次々と高速で走り去った。
「ここは昔から『走り屋の聖地』として有名。スピードを出せるので、走るにはもってこい」。東京から仲間と走りに来たという会社員の男性(51)は言う。
標高約1千メートルの大観山から下るターンパイクは急なカーブが少なく、スピードが出やすい。ジャーナリストの男性は「平日はほとんど車がいないので、走りやすい。大きな声では言えないが、車の性能を確かめるためにアクセルを強めに踏むこともある」と明かした。
ある捜査関係者は、遊興や試乗のためにスピード違反が相次ぐ状況を「まるで箱根の山を落ちる『滑り台』だ」と形容する。県警によると、昨年までの10年間で33件の人身事故が発生。5人が死亡している。ガードレールにぶつかったといった物損事故も頻繁に起きているという。
マツダターンパイクはねえ、山坂道の割には直線が長くコーナーのRも大きいので飛ばしやすい。ただ、その分、勾配が大きいので下りでは速度が出過ぎるきらいがある。しかも有料なので敬遠されるようで休日でも結構空いているので渋滞逃れに使うこともある。あそこは私道で警察の取り締まりがない(今は知らない)ということで高級スポーツカーがかっ飛ばしていた時代があった。大昔、ビスタVSツインカム(この車は高級ではないが、当時は2リッターノーマルアスピレーションクラスではホンダのアコードと並んで最速だった)でキンコンキンコン鳴らしっぱなし(当時は速度警告音というのがあった)で走ったことがある。降りてきてブレーキディスクを見たら鈍く赤く光っていた。今のスーパーサイファGT1では料金所から続く直線の急坂をアクセルべた踏みしても70キロくらいしか出ない。CB1300だとあっという間に○×△キロくらいになる。山坂道をかっ飛ばしてコーナーをきれいに抜けていくのは四輪でも二輪でも確かに気持ちがいいが、そこが公道だということは忘れてはいけないと反省している。伊豆スカイラインも芦ノ湖・箱根スカイラインも山坂道レーサーが多いようだが、他人様に迷惑をかけてはいけない。四輪も二輪も共存共栄で品よく安全に走るべきだろう。思い切りかっ飛ばしたいのならサーキットに行きなさい。サーキットに、・・。そこならいくら飛ばしても誰にも文句は言われません。
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