時節柄なのか、二輪の教習希望者が多い。今日も平日なのに4名の卒業検定があった。結果は全員合格だったのだが、一人の中年の教習生が、「すぐに大型二輪を受講した方がいいか、それともしばらく普通二輪に乗ってから受講した方がいいか」と言う。
答えて曰く、「どうせ大型を取ろうと思っているなら、そのまま教習を受けた方がいい。小さいバイクにいくら乗っても大型とは車両特性が違うし、大型を取ってから好きなバイクを選んだ方が無駄な金を使わなくて済む」と、・・。
僕自身、普通二輪免許を取ってしばらく400Xに乗っていたが、大型教習でCB750に乗った時は、「なんだ、このでかくて重いバイクは、・・」と驚いた。とにかく重くて動きがどっしりしていて、「これが同じバイクか」と思ったのを覚えている。それも数時間乗ったら当たり前になってしまったが、・・。
そしてCB1300に乗り換えた時にもその圧倒的な加速に驚いた。ただ、操縦性は素直で400Xよりも乗りやすかったが、重いことは半端じゃなく重かった。そのCB1300もいつの間にか慣れて下手は下手なりに乗りこなせるようになった。だから小さいバイクに乗らずにいきなり大型に乗ってもそれなりに気をつけてさえいれば何とかなるものだと思っている。
だいたい、クロスカブをいくら自由自在に乗り回せてもCB1300が自由自在に扱えるわけではないが、CB1300をある程度乗りこなせればクロスカブは自由自在に乗れる。バイクの免許は大は小を兼ねるというところだろう。大型二輪を持っていれば選択肢の幅は無限に広がるし、どんなバイクも乗り放題だ。
経営者ではないから教習所が儲かろうが儲からなかろうが、知ったことではないが(そう言いながら結構な人数をバイクの世界に引きずり込んだが)、時間と金に余裕があってバイクに乗りたいという熱意があるなら大型二輪免許を早く取った方がいい。乗ってしまえば何とかなるって、・・。
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