17日の日経平均株価は、米株高やドル高傾向で買いが先行して値を上げたが、その後は1-3月のGDP値やサミット前の政策期待にもみ合い、最後はドル高が一段と進行したことなどで全面高となり、前日比186円40銭高の1万6652円80銭と続伸した。東証1部の出来高は17億8445万株、売買代金は1兆8988億円。連日で出来高20億株、売買代金2兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がり1505銘柄、値下がり350銘柄、変わらず95銘柄。市場は、明日のGDPの結果次第では政策期待が高まる可能性もある。ただ、政策期待はある程度織り込まれている。サミット後の動きを見極める必要もあり、積極的に上値を追っていける状況でもないと喜びも中くらいのようだ。
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、方向感のない動きとなった後、終盤にかけて一時109円台半ばまで急伸した。欧州株高や原油高が支援材料となった。午後5時現在は、109円39~40銭と前日比62銭のドル高・円安だった。始まりは、109円00~10銭で取引されたドル円は、高寄りした株価が伸び悩むと108円80銭台に軟化。午後にかけて108円90~109円00銭を軸とした狭いレンジでの取引が続いた。株価が大引けに向けて一段高となるとドル円も109円20銭台に急伸。その後は欧州株高や原油高を受けて上値追いが続き、一時109円50銭台まで急伸した。市場関係者は、財政出動や日銀の追加緩和への期待が高まっており、110円をタッチする可能性があると言うが、一方で、直近高値の109円60銭付近を上抜けるかが焦点。大きな材料がないと、110円は近いようで遠いかもしれないとの警戒感もあるようだ。目先は今夜発表の米CPIが注目されると言う。
今日の上げ幅筆頭はコマツで3%台前半、唯一の稼ぎ頭のコマツには頑張ってもらいたい。トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、パナソニックはいずれも1%台、三菱重工が1%未満で、今日下げたのは、IHIだけだが、これは上げ過ぎの利益確定が出たのだろう。足のGDP値は期待薄、マイナスなら株価は下げるだろう。
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