16日の日経平均株価は、前半は原油先物の上昇や円安傾向などで200円を超える高値となったが、午後は円高や利益確定に押されて値を崩し、それでも何とか踏み止まって、前週末比54円19銭高の1万6466円40銭と反発。東証1部の出来高は19億5208万株、売買代金は1兆9332億円。騰落銘柄数は値上がり742銘柄、値下がり1099銘柄、変わらず109銘柄。市場は、為替との連動性を匂わすが、総じて先物を使った仕掛け的な動きに左右されている感じだ。目先は決算終了で材料に乏しく方向感が出難いとみられ、きっかけ待ちになるだろうと見ている向きもあるようだ。


16日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の値動きを眺めた取引となった。終盤は方向感なく売り買いが交錯した。午後5時現在は、1ドル=108円77~77銭と前週末比01銭の小幅ドル安・円高だった。始まりは、108円50~60銭前後で推移した。朝方から買い優勢となり、株価や原油価格の上昇を眺めてじり高歩調をたどり、正午前後に109円近辺に浮上した。午後は株価が急速に上げ幅を縮めたことで売られ、108円60銭台まで押し戻された。その後は108円90銭付近を付けた後に再び軟化するなど売り買いが交錯した。注目された前週末の米小売売上高は強く、ドルは一時的に買われたが、ドル高が米経済の重しになるという見方から株安になったようで、ドルは売り戻される展開となった。18日に発表される日本の1~3月期GDP速報値はマイナスになるとの見方が多く景気対策への期待感がドル円のサポート要因になっていると言う。


今日はホンダと三菱UFJが1%未満で小幅な下げだった。もっとも上げたのはIHIで3%台後半、コマツ、パンソニック、三菱重工が1%台、トヨタは1%未満の小幅な上げだった。相場の先行きは厳しいねえ。


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