太平洋戦争の末期、米軍の攻撃で鹿児島沖の海底に沈んだ戦艦「大和」の潜水調査のため、広島県呉市が委託した深海調査会社の調査母船「新日丸」が10日午前、鹿児島市の谷山港を出港した。
呉市の「大和ミュージアム」の学芸員らが乗り込み、無人潜水探査機によるハイビジョン撮影を行う。
戦艦大和は1945年3月28日に呉港から出撃し、同4月7日に米軍機に襲われて鹿児島沖の海中に沈んだ。行政機関による撮影は初めてで、映像は7月に速報版を公表し、解析などをした後、秋には同ミュージアムで公開する予定。
この日は出港に先立ち、無人潜水探査機の作動テストを実施。沈没海域で10日間にわたり大和の撮影や船体の計測などを行う。大和ミュージアム学芸課の新谷博課長は「鮮明な映像や記録を残すことで、平和の大切さを後世に伝えるきっかけにしたい」と話し、新日丸に乗り組んだ。
日本近海で比較的浅い場所に(と言っても500メートル近い深海だが、・・)沈んでいるので現代の技術では様々な調査が可能だろうが、あまり引っ掻き回さずにそっとしておいてやった方が良い様にも思うが、・・。沈没した大和を映さなくても平和の尊さはいくらでも伝えられると思うのだが、・・。大和も無残な姿を世にさらしたくはないだろう。
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