10日の日経平均株価は、円高一服や中国の4月工業生産者出荷価格指数(PPI)が予想を上回ったことなど好材料が出て、前日比349円16銭高の1万6565円19銭と大幅続伸。4営業日ぶりに1万6500円と25日移動平均線(1万6506円)を回復した。東証1部の出来高は23億7282万株。売買代金は2兆4297億円。騰落銘柄数は値上がり1663銘柄、値下がり240銘柄、変わらず48銘柄。市場は、17年3月期業績への懸念は織り込まれており、日本市場自体には売り要因がない。株価指数オプションとミニ日経先物5月物のSQ(特別清算指数)算出を前に読みづらい部分もあるが、目先は行き過ぎた株安を修正する動きになるとみられると好調な市場に安堵のようだ。


10日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の堅調を受けて上昇。終盤も欧州株高により一段高となった。午後5時現在、1ドル=108円88~89銭と前日比1円25銭の大幅ドル高・円安だった。始まり、108円30~40銭台でもみ合ったドル円は株価が堅調に始まる中、実需の買いも入り仲値通過後には108円80銭付近に上昇。その後も利食い売りをこなしながら、株価の上げ幅拡大を眺めて高値圏を維持した。終盤も欧州株高を背景に堅調を持続し、一時108円90銭台を付けた。麻生財務相が国会答弁で、一方的に偏った状況が続く場合、介入するのは当然と円高をけん制したこともドル円の下値を支えた。市場関係者からは、連休に売られ過ぎた分の買い戻しが入っているが、110円近辺では輸出企業の売りも出るだろうと先の見通しには警戒感もにじませている。


今日は最も株価を上げたのはパナソニックで3%の半ば、2番目は三菱UFJで2%台後半、トヨタは3番目で2%台前半、ホンダが1%台後半、三菱重工は1%未満の小幅、逆に凹んだのは、IHIで3%台前半と大きく下げている。コマツも1%未満だが凹んでいる。日銀金融政策以来大きくドルが下げたが、あれもやはり仕掛けなんだろうか。仕掛けてそれなりに回ったのでドル高に振れているんだろうか。しかし、日銀の金融政策で5円も6円も為替が変動するのもちょっとおかしいように思うが、・・。


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