6日の日経平均株価は、1万6千円を挟んでもみ合ったが、後半は先物に買いが入り下げ幅を縮めたが、戻りは鈍く、前日比40円66銭安の1万6106円72銭と6営業日続落。週末要因に加え、今晩の米4月雇用統計を見極めたいとの空気から、手控え気分に傾いた。東証1部の出来高は21億4094万株、売買代金は2兆2385億円。騰落銘柄数は値上がり993銘柄、値下がり843銘柄、変わらず114銘柄。市場は、米雇用統計を控え、売りも買いも細っており、後場はほとんど様子見状態のなかをフラついているだけ。3連休前の2日に比べて円安水準にはあるが、雇用統計の結果で為替がどう動くのか分からず、方向性を見極めるのは難しいと手詰まりのようだ。
6日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の軟調や豪ドル・円の下落につれて下げ基調で推移、終盤も一段安となった。午後5時現在は、1ドル=106円94~94銭と前営業日比では54銭のドル高・円安だった。始まりは、107円20~30銭台で推移し、高寄りした株価を眺め一時107円40銭近辺まで強含んだ。しかしその後は株価がマイナス圏に転じた上、豪中銀の四半期報告でインフレ見通しが引き下げられたことを受け豪ドル売り・円買いが進み、ドル円も107円付近に下落した。株価が大引けにかけ下げ渋ると一時107円20銭台に浮上したが、終盤は再び豪ドル安が意識されて106円90銭台に沈んだ。4月の米雇用統計発表を前に様子見ムードも強かった。市場では非農業部門就業者数は前月比20万人の増加が見込まれているが、市場関係者からは、25万人以上の増加なら、6月の米利上げが意識されるだろうと期待をにじませる声もあった。
今日の上げ幅最高はホンダで2%台の後半、トヨタ、三菱重工、パナソニックも上げたが、1%未満の小幅だった。大きく下げたのは三菱UFJで2%台の前半、コマツとIHIが1%台の下げだった。しかし、ドルも日銀が金融政策を据え置く程度のことでこれほど下げるものなのかねえ。何か仕掛けのありそうな機がするが、・・。ホンダ、トヨタ辺りは熊本地震で操業停止した工場が稼動を始めるのが好感されたんだろうか。
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