超党派の日中友好議員連盟(会長・高村正彦自民党副総裁)の訪中団は4日、北京で中日友好協会会長の唐家●元国務委員と会談し、唐氏は5日に李源潮国家副主席との会談を調整していることを明らかにした。李氏は中国共産党の最高指導部である常務委員でなく、ワンランク下の政治局員。
日中友好議連は昨年、党常務委員の張徳江・全人代常務委員長と会談している。中国側は、先月の日中外相会談で南シナ海問題をめぐり対立したことを受け、今回の訪中団に厳しい態度を取ったとみられる。
唐氏は会談で、「南シナ海で中国は正当な活動を行っており、日本は適切に対応していただきたい」と述べ、日本が先進7カ国(G7)外相会合などで批判を強めたことを批判。高村氏は「南シナ海問題は、日本だけでなく国際社会全体の懸念だ」と述べ、人工島造成など軍事拠点化を進めていることを牽制(けんせい)した。
先月30日の日中外相会談では、王毅外相が岸田文雄外相に「誠意があるなら歓迎する」と挑発。南シナ海問題でも、岸田氏が中国の動きに懸念を示し、王氏は議題に取り上げたこと自体に不快感を示した。
高村氏らには、政府間のような厳しい外交交渉と一線を画す議員外交を活用し、日中間の「雪解けムード」を加速させる狙いがあった。議連は年1回の訪中で、過去2年連続で張氏と会談していただけに、思わぬ中国側の態度硬化に戸惑いが広がっている。
今敢えてお願いしてまで中国に接近する必要はない。向こうがいやだというならそれなりの距離を取ってお付き合いすればいい。別にそういう国なんだから慌てる必要はない。80年前の国民党なら手を握る手もあったかもしれないが、今の中国共産党と手を握ってもいいことはない。
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