19日の日経平均株価は、米国株高やドル高、原油下落がそれほどでもなかったことに加え、大幅に下落した株の買戻しなどで、前日比598円49銭高の1万6874円44銭と大幅反発した。東証1部の出来高は20億9797万株。売買代金は2兆863億円。騰落銘柄数は値上がり1792銘柄、値下がり118銘柄、変わらず42銘柄。市場は、円高、原油安という前日の懸念が後退し、買い戻しが入った。明日も為替など外部環境にらみが続く。環境が好転すれば、1万7000円を試す場面もあろう。ただ、そこから上値を追うには、一段の円安などさらなる材料が必要とみられると好環境に期待のようだ。


19日の東京外国為替市場のドル円相場は日経平均株価の大幅高を眺めて底堅く推移した。終盤はやや軟化した後に買われるなど売り買いが交錯した。午後5時現在は、1ドル=109円13~14銭と前日比92銭のドル高・円安だった。始まりは、108円80銭前後で推移した後に買いが強まり、午前9時すぎに109円20銭近辺に水準を切り上げた。正午前に一時109円台を割り込んだが、その後は109円10銭前後で小動きとなった。終盤は利益確定の売りで108円70銭台に緩んだ後、109円10銭台を付けるなど売り買いが交錯した。株高に加え、朝方、米ボストン連銀のローゼングレン総裁がタカ派的な発言をしたこともドル円の下値を支えた。目先は、材料出尽くしにより上値の重い展開となるそうだが、このところ米株高が顕著なため、FRBの利上げに対するトーンが変わる可能性もあり、今後はドル買い材料として意識される可能性があるそうだ。


今日はどの株も大きく上げた。IHI、三菱UFJは6%台の後半、三菱重工は5%台、ホンダ、パナソニックは4%台、トヨタが3%台の後半、コマツが2%台と軒並み大躍進だが、この状況ではまた何時大きく下げるか分からない。トヨタは熊本の部品工場の損傷で順次生産を休止するという。ほどほどに見ておかないとまた何時ドカンとくるか分からない。


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