16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、熊本市や同県菊池市などで震度6強の揺れを観測した。
気象庁によると、震源の深さは約12キロ(暫定値)、地震の規模マグニチュード(M)は7.3(暫定値)と推定され、1995年の阪神大震災級。その後も同県阿蘇地方で震度6強や5強の地震が相次いだ。県警などによると、これまでに7人の死亡が確認された。
気象庁によると、震源の深さは約12キロ(暫定値)、地震の規模マグニチュード(M)は7.3(暫定値)と推定され、1995年の阪神大震災級。その後も同県阿蘇地方で震度6強や5強の地震が相次いだ。県警などによると、これまでに7人の死亡が確認された。
熊本県益城町では14日に震度7の揺れを観測した地震が発生し、県内で9人が死亡。同日以降の死者は計16人となった。
菅義偉官房長官は16日早朝に緊急記者会見し、各地で火災が発生し、閉じ込めが53件、生き埋めも23件あると述べた。同県阿蘇市や南阿蘇村、熊本市、益城町などで家屋倒壊や生き埋めをはじめ、閉じ込められたなどの110番が少なくとも約470件あり、各地で多数の負傷者が出ている。
県警によると、16日の地震で亡くなったのは奥田久幸さん(73)=嘉島町=、矢野悦子さん(95)=熊本市=、高村秀次朗さん(80)=同市=、野田洋子さん(83)=西原村=ら。ほとんどが家屋の倒壊などによる圧死とみられる。
地震はM6.5だった14日の地震より規模が大きく、福岡県で震度5強、愛媛県では5弱を観測するなど、九州から中・四国地方の広い範囲で強い揺れがあった。気象庁は14日の地震が前震で、16日のM7.3の地震が本震との見解を示した。今後1週間で、最大震度6程度の地震が発生する恐れがあると注意を呼び掛けた。
熊本県などによると、阿蘇市で家屋が多数倒壊した。南阿蘇村では大規模な土砂崩れが発生。東海大学農学部学生アパートで11人が生き埋めになった。消防などが助け出したが、少なくとも1人が心肺停止状態で、1人はドクターヘリで搬送された。大分県と阿蘇市を結ぶ国道57号とJR豊肥線、南阿蘇村の阿蘇大橋は崩落した。
熊本県宇土市では市役所が半壊したとの通報があった。益城町の老人施設では66人が閉じ込められたとの情報がある。熊本市内の病院では倒壊の恐れが出たため、使用が困難になった。
国土交通省によると、JR豊肥線の赤水駅(同県阿蘇市)で2両編成の回送列車が脱線した。乗客はおらず、運転士もけがはなかった。
このほか、大分県でも土砂崩れやトンネル崩壊などの110番が相次いでいる。同県知事は自衛隊に災害派遣を要請した。
九州電力によると、熊本、大分、宮崎の各県で一時約20万戸が停電した。
最初の地震よりもさらに大きな地震が発生したようだ。阿蘇から熊本、島原湾にかけて活断層が複雑に入り組んでいるので最初の地震で断層にアンバランスが生じて次から次と断層が動いているのだろう。今日の未明に発生した地震は最初の地震の16倍の規模と言う。これ以上被害が広がらないといいが、・・。自衛隊、消防、警察などの救助体制も2万人規模と言う。米国も援助を申し出ている。やはり米国は現在の日本にとって最も近い良いパートナーだと思う。
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