15日の日経平均株価は、前半の小幅な下げから一時下げ幅を縮小したが、その後、軟化し、1万6800円を割り込み、最後は先物への買いが入ってやや下げ幅を縮小したものの、前日比63円02銭安の1万6848円03銭と4日ぶりに反落。週末要因に加え、14-15日開催のG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議や17日の産油国会合を見極めたいとの空気もあり、手控え気分が強まったようだ。東証1部の出来高は19億8537万株、売買代金は2兆592億円。騰落銘柄数は値上がり565銘柄、値下がり1262銘柄、変わらず125銘柄。 市場は、前日まで『マド』をあけて大幅上昇しており、週末要因を踏まえると下値は堅い。日経平均1万7000円は出来高が膨らんだ水準もあり、目先の壁として意識されるが、25日線が上向き、サポートラインとなれば、もう一段上が期待されると反発に期待しているようだ。
15日の東京外国為替市場のドル円相場はもみ合い商状が続いた後、終盤は売り戻しにより軟化した。午後5時現在は、1ドル=109円30~30銭と前日(午後5時、109円30~31銭)と同水準となった。始まりは、109円30銭台を中心に取引された。日経平均株価は軟調となったが、五・十日要因による実需筋のドル買いが先行し、仲値前後には109円70銭前後に上昇。その後は買いが一服し、午後にかけては109円60~70銭前後で小動きとなった。終盤にはポジション調整の売り戻しが出て軟調地合いとなり、一時109円20銭前後まで沈んだ。前日の米国時間にラガルドIMF専務理事が、過度な通貨高が進んだ場合は介入を容認するとの姿勢を示したこともドル円の地合いを支えた。ただ、総じてG20と産油国会合の結果待ちで、後半は手控えムードだったようだ。
今日は全滅だったが、下げ幅は小さい。三菱UFJとIHIが1%台後半、トヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツが1%前後、パナソニックが0.14%と最も下げ幅が小さかった。3日間大きく上げたので利益確定が入ったのだろう。特に悪い材料もないようだが、そうかと言ってこれという良い材料もない。相場全体が萎縮して先をのぞき見ているような状態といえるだろう。
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