バイクブロスの通販で雨衣を注文した。実は雨衣は以前山登りをしていた頃に買ったノースフェイスのゴアテックスの雨衣があり、それを使っていたのだが、一昨年のツーリングで上着の方をストラップに挟んでおいて飛ばしてしまった。


そこで新しいものを買おうと思い、山屋さんに行ったのだが、最近のゴアテックスの雨衣は5万円以上もする。登山で雨衣は防水の他にも、防風、防寒など様々に使う。大げさでなく命を守るものなのでこだわりがある。


買おうかと思ったが、「ちょっと待てよ」と思い、バイク用品店で見てみるとせいぜい1万円程度でかなり安い。でも、ゴム引きナイロンなどどうも買う気にならなくて(ゴム引きナイロン製の雨衣は半端じゃなく暑い)、もう一度、山屋さんに行ってカリマーのストームジャケットを買った。


ズボンはノースフェイスがあるから上だけで良いと思ったが、それでも結構高かった。防水・透湿性能はゴアテックス製にやや劣ると言うが、ごわごわせずに小さく折りたためる(ゴアテックスって名前、生地がごわごわするからそこから来ているんじゃないか)。


それで台風の時にも着てみたが、すその処理を忘れて靴に水が入ったりしたが、機能的には問題はなかった。「これでいいや」と言うことで冬の防寒衣としても重宝していたのだが、ある日、ふと気がつくとパンツ内側に何かテープのようなものが何本もひらひらしている。


「なんだ、これ」と思ったら、縫い目の防水テープが全部取れてひらひらしていた。考えてみればもう20年以上も前に買ったので使わなくても当然のこと劣化は進むだろう。縫い目防水テープが取れてしまうと強い雨だと縫い目の穴から水が入ってくる。そんなわけで今回雨衣を新調することにしたのだが、ゴアテックス製はやはり高い。山道具と同じくらいの値段がする。


それでRSタイチの独自防水透湿素材を使ったものにした。まあ、バイクの雨衣はそれこそ雨をしのげればいいのでそれほど高級高性能のものでなくてもいいだろう。この教習所で使っているものはおそらく1万円以下のものだろうが、それでも十分だろう。


でも、やはり雨衣にはこだわりが捨てきれない。そんなわけでまた結構良い値がするバイク用品を買ってしまった。しかし、バイクの雨衣も雨に降られた時の緊急用で雨の中好き好んでバイクに乗り出すこともないだろう。その点では山もバイクも一緒のようだ。


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