12日の日経平均株価は、円相場にらみの展開で、前場は米株安や円高で下落したが、円安方向に触れると先物への買いも交えてプラス転換、上げ幅を拡大したが、上値を積み上げる材料もなく、前日比177円66銭高の1万5928円79銭と反発。東証1部の出来高は21億3832万株。売買代金は2兆848億円。騰落銘柄数は値上がり1331銘柄、値下がり515銘柄、変わらず105銘柄。市場は、テクニカル面で割安感が出ていたところに、円高一服もあり、買いが入った。主力株に物色が向かっており、これまでの個別株物色から物色動向に変化がみられた。目先は13週線の1万6400円近辺への戻りが見込まれる。ただ、円高に対する懸念も残り、期間限定の戻りとなろうと喜びも条件付のようだ。
12日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の堅調を眺めて上昇した後、終盤は伸び悩んだ。午後5時現在は、1ドル=108円20~21銭と前日比15銭のドル高・円安だった。始まりは、107円90銭前後で取引された。小幅安で始まった日経平均株価が取引開始直後に切り返すと、買い戻しが優勢となった。仲値前後に一時売られる場面もあったが、その後はじり高となった。株価が大引けに向けて上げ幅をやや広げると、ドル円も若干水準を切り上げた。終盤、前日からの高値水準となる108円40銭前後に浮上した後は欧州勢の売りでやや押し戻された。麻生財務相が午前中、一方的に偏った投機的な動きが見られる場合は、必要な処置をとると円高をけん制、午後になってもこの発言がドル円の地合いを支えた。それでも流れはまだドル安で、日本の当局者の口先介入ではドル安を止められないと見ているようだ。目先については上をトライしても、109円を挟んだレンジ圏にとどまると悲観的なようだ。
今日はIHIの6%台後半を始め、三菱UFJが5%後半、三菱重工、コマツが4%台前半、トヨタ、ホンダが3%代後半、パナソニックが2%台前半と好調だった。どうも最近の相場は外部環境で右往左往し過ぎるように思う。円高もどうして短期間に10円以上も値を上げるのか良く分からない。長い目で見て売り買いをと言ったら、また売りに走るかもしれないが、・・。
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