今日はクロスカブで通勤、一般道もバイクが多い。原付集団から大型バイクの単騎まで西へ向かう。さすがに春爛漫、バイクの季節になってきた。服装も普段着+もう1枚で寒くない。良い季節になった。しかし、仕事に行くのはいただけない。でも、まあ、「どうですか」と言われて、「やりましょう」と引き受けた仕事だから追うべき責任は果たさないといけないが、・・。
教習所もバイクを希望する教習生が増えている。特に女性も男性も中高年が多い。昨日は四輪、二輪の検定があったが、二輪は4名のうち2名が検定中止となってしまった。
1名はスラロームで最後のパイロンをかわす際にステアリングを切り過ぎてバイクを立て直そうとアクセルを開いたのだが、そのまま路外に飛び出してしまった。ステアリング操作が徐々に遅れてその付けが最後に来たようだが、ゆっくり戻せばいいのにアクセルの開け方がまずかったようだ。
アクセルを開けてバイクを立て直すのはなかなか難しい。指導員は散々やっているのできれいにアクセルを調整してクリアするが、教習生にはあんなことは出来ない。少しくらい時間を超過しても減点だけなのでゆっくり回ればいいのだが、気合が入ってしまうのだろうか。
もう一人は一本橋から落ちてしまった。見ていたら徐々に右によって行くので危ないなと思ったが、最後2、3メートルを残して脱輪してしまった。検定前に、「一本橋が苦手で夕べは緊張して眠れなかった」と言うので、「出来るだけ前に座って前輪に荷重をかけて半クラッチで後ろブレーキを引きずってステアリングを小刻みに左右に振っていれば大丈夫、危ないと思ったら速度を上げて通過すればいい」と言ってあげたのだが、やはり緊張すると頭の中が真っ白になって忘れてしまうのだろう。
「低速を制する者はバイクを制する」のだろう。二輪の主任に言わせると、「端の幅は30センチ、バイクのタイヤの設置面はせいぜい3,4センチ、端の幅は8から10倍もあるんだから相当に振れても落ちない」と言うが、ど素人にはほとんど同じに見える。落ちないようにと力むから余計にバランスを崩して落ちるのだが、それが分かるまでには時間がかかる。
中高年の方はネットや雑誌などで、「新しいライフスタイル、バイクに乗って世界を広げてみませんか」などというキャッチコピーに魅かれてバイクの免許を目指すのだろう。でも、教習所の検定合格率は90%以上と言うが、バイクを自由に操って楽しめるようになるまではなかなか厳しいようだ。まあ、しっかり練習してきちんとした技量を身につけて安全にバイクを楽しんで欲しい。最も僕自身、他人様に偉そうなことが言えるような身分でもないが、・・・。
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