8日の日経平均株価は、前半大きく下げた市場は後半に先物への買いが入って反発したが、その後は戻り売りの押されて値を下げたが、前日比71円68銭高の1万5821円52銭とプラス圏で引けた。東証1部の出来高は25億458万株、売買代金は2兆5798億円。騰落銘柄数は値上がり1388銘柄、値下がり464銘柄、変わらず98銘柄。市場は、ドル・円が落ち着き、ショートカバーを巻き込んで予想外の強さをみせた。ただ、先行き円安を促す材料は見当たらず、あくまでもリバウンドの範疇(はんちゅう)と見ているようだ。
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価が午後には堅調に推移したことなどで下値が支えられ、終盤も買い戻しが続き、109円台を回復した。午後5時現在は、1ドル=109円05~06銭と前日比49銭のドル高・円安だった。始まりは、108円20~30銭前後で推移。午前9時前に麻生財務相などから円高けん制発言が出たことで買い戻しが優勢となり、109円付近まで上昇した。正午前後には108円50銭台に押し戻されたが、午後は日経平均の切り返しを眺めて再び買い直され、108円90銭台に浮上。午後3時前後には一旦売られたものの、終盤は買い戻しが入って一段高となった。株の持ち直しに加え、午前中に麻生財務大臣が、為替市場の動向を緊張感を持って見守っている。場合によっては必要な措置を取ると円高をけん制したこともドル円を支えた。市場関係者からは、もっと早く財務相から発言があるべきだったと恨み節も聞こえた。来週以降の動きについては、投資家の為替ヘッジの動きが出ており、反転が近いかもしれないが、まだ下押しリスクがあるとどちらとも決めかねているようだ。
今日はコマツが、4%台の上昇、パナソニックが2%台、ホンダ、三菱重工、IHI、パナソニック、三菱UFJが、1%台、トヨタだけが1%未満の上げだった。株式市場も何だかどっちに動くのか分からない状況になって来た。ドルがもう少ししっかりしてくれるといいのだが、・・。
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