5日の日経平均株価は、米国株安、ドル安、原油安の3点セットで企業業績懸念と先物への売りで大きく値を下げた。午後は買戻しが入ったものの円高警戒が売り気を誘い、前日比390円45銭安の1万5732円82銭と全面安に6日続落。終値ベースで2月24日以来約1カ月半ぶりに心理的フシ目とされる1万6000円を割り込み、同12日の1万4952円61銭以来の安値水準となった。東証1部の出来高は22億3387万株。売買代金は2兆2797億円。騰落銘柄数は値上がり43銘柄、値下がり1896銘柄、変わらず11銘柄。市場は、しばらくは円相場が1ドル=115円という円安になるとも思えず、日経平均は先高観に乏しい。見切り売りが出ているほか、仕掛け売りも加わったようだ。為替相場をにらみながらだが、全体相場は当面厳しいとみられる。個別株物色が強まろうと円高に打つ手なしのようだ。
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、日経平均株価の下落を眺めてじり安となり、終盤は下げ足を速めた。午後5時現在は、1ドル=110円46~47銭と前日比1円12銭のドル安・円高だった。始まりは、111円10~20銭前後で推移。安寄りした株価が下げ幅を広げると、ドル円も売りが先行し、110円70銭台に下落した。午後は財務省、日銀、金融庁が会合を開くことが伝わると、一時111円台を回復したが、程なく下落基調となった。終盤はラガルドIMF専務理事が世界の成長率予想を下方修正する可能性を示唆したことなどで一段安となり、110円30銭前後をつけた。原油安や株安がドル円の上値を重くし、3月中旬に付けた安値を更新した。年初来の下値を抜けたので、下方向への意識が強まっていると言う。また、3月末にイエレンFRB議長がハト派的な発言をしたことも根底で効いているそうだ。
今日は、IHIの6%を始めとして、三菱UFJと三菱重工の系列が4%台、トヨタが3%台、コマツ、ホンダが2%台、パナソニックだけが1%未満と全滅だった。これで足が出たことになる。せめて、ドル、何とかしろよ。
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