4日の日経平均株価は、先物に買いが入って上げた前半の上げ幅を後半も広げたが、円高や企業業績の悪化などを懸念して輸出企業などに売りが入って見送り気分から軟化、前週末比40円89銭安の1万6123円27銭と5営業日続落。5連敗は1月4-12日の6連敗以来ほぼ3カ月ぶり。東証1部の出来高は20億6849万株、売買代金は2兆896億円。騰落銘柄数は値上がり1251銘柄、値下がり600銘柄、変わらず99銘柄。市場は、円安に振れる材料が見当たらず、為替警戒は根強く、上値は重い。ただ、1万6000円割れでは年金買いが期待され、政策への期待もあり、下は売り込みにくいと言う。
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤は欧州勢の買いに水準を切り上げたものの、111円台半ばでは上値が重く、終日レンジ圏での推移となった。午後5時現在は、1ドル=111円58~59銭と前週末比69銭のドル安・円高だった。オセアニア時間に111円台半ばで推移したドル円は、東京時間の朝方に向けて買い戻され、111円70~80銭付近に浮上。ただ、米原油先物市場の時間外取引が軟調展開となったことなどからその後はドル売りが優勢となり、111円30銭台に値を下げた。その後、午後にかけては111円30~50銭台のレンジ圏で推移。終盤も欧州勢の買いにじり高となり、一時111円60銭台に乗せたが、同水準では上値が重かった。市場は、極端なリスクオフではないが、積極的に買う材料が見当たらない状況と処置なしのようだ。
今日値を上げたのは三菱UFJだけで、それも0.08%、後はトヨタが2%の半ば、ホンダ、三菱重工、IHIが、1%台、コマツとパナソニックは1%未満の小幅だった。ドル安が続き、原油価格が軟調では株価も上がらないなあ。この先も1万6千円から1万7千円辺りで動くのだろうか。
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