政府は1日の閣議で、「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用を禁止しているわけではない」とする答弁書を決定した。そのうえで「非核三原則により、政策上の方針として一切の核兵器を保有しないという原則を堅持している」との見解も併せて示した。
民進党の逢坂誠二氏と無所属の鈴木貴子氏の質問主意書に答えた。
政府はこれまで、自衛のために必要最小限度の実力を持つことは、憲法9条2項で禁じられていない、と解釈している。例えば、1978年に当時の福田赳夫首相は国会答弁で、核兵器について「憲法9条の解釈として、絶対に持てないということではない。必要最小限の自衛のためであれば持ちうる。ただ、非核三原則を国是としている」と述べている。
あの憲法が作られた時に日本の核武装なんて全く想定していないんじゃないの。当時の米国にしてみれば、「日本は東洋の何をしでかすか分からない恐るべき国」であり、徹底的に骨抜きにしておかないと将来に禍根を残すということであの憲法を作ったんじゃないの。当時の米国にしてみれば今のISや北朝鮮よりも得体の知れない危ない国だと。だから作った時の米国の意思としては、「あらゆる武力の保持を禁止し、国としての交戦権も認めさせない。非武装で米国の管理下におく」と言うことだったと思う。ところが日本は長に忠実な何とも素直な国で、しかも共産勢力の進出で、「しまった。日本なんか抱えている場合じゃない。自分のことは自分でやらせなきゃいかん」となって警察予備隊を作らせたんだろう。そのせいで70年も憲法を巡って迷走が続いているんだから米国も罪が深い。いい加減に修正すべきところはきちんと修正しておいたほうが良いんじゃないのかねえ。
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