30日の日経平均株価は、先物が緩んで売りが先行、ドル安警戒もあって先物が売られて、前日比224円57銭安の1万6878円96銭と大幅続落。終値での1万6900円割れは24日(1万6892円33銭)以来4営業日ぶり。週末に3月調査日銀短観や米3月雇用統計の発表を控えていることもあり、買い見送り状態となった。東証1部の出来高は19億1183万株、売買代金は2兆4億円。騰落銘柄数は値上がり466銘柄、値下がり1419銘柄、変わらず59銘柄。市場は、円高・ドル安にリンクした動きで、ボリュームも乏しく雰囲気は良くない。ただ、調整の場合は、取り敢えず上昇傾向にある25日線が下値サポートラインとして意識されるのではないかと言う。
30日の東京外国為替市場のドル円相場は終盤、前日のイエレンFRB議長のハト派的な講演が改めて意識され、一時112円近辺まで下落した。午後5時現在は、1ドル=112円07~07銭と前日比1円61銭の大幅ドル安・円高だった。始まりは、112円75銭前後で取引された。日経平均株価が軟調となり、112円40銭前後に下落したが、仲値前後には112円70銭前後を回復。買い一巡後は売られ、午後にかけて112円50銭台に水準を下げてもみ合った。株価が下げ幅を広げるとドル円も再び売られ、112円20銭近辺を付けた。終盤は一層軟化し、一時112円近辺まで沈んだ。イエレンFRB議長のハト派的な発言を受け、ドル円は前日までとは一転して売り基調となった。先週はFRB高官の利上げに前向きな発言で買われたため、大きな材料がない中、調整売りが入りやすかったようだ。ドル安の流れが続いており、欧米時間に112円割れの可能性もあるとも言う。
今日はIHIが4%台の下げ、三菱UFJ、ホンダが3%の後半、トヨタ、三菱重工が2%半ば、コマツとパナソニックが1%台の前半と全部下げた。ドルが1円61銭も下げたのでは仕方がないだろう。三菱UFJやコマツ、パナソニックなどは連れ安だろうか。
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