29日の日経平均株価は、前日に3月期末の権利付き最終日を通過したことから反落して始まり、その後は先物への買いが入り、プラス圏に返り咲くが、午後も売りが入り、様子見も手伝って戻りも鈍く、前日比30円84銭安の1万7103円53銭。反落したが、3月配当権利落ち分(市場推計で約128円)を考慮すると、底堅く推移した。東証1部の出来高は17億5085万株。売買代金は1兆8382億円。出来高は3日連続で20億株割れ、売買代金は3日連続で2兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がり789銘柄、値下がり1061銘柄、変わらず85銘柄。市場は、配当落ち分を考慮すると底堅かった。ただ、商いが低調。週末にかけての日本、米国、中国での重要イベント待ちに、明日も手控えムードが続きそうだと言う。
29日の東京外国為替市場のドル円相場は、実需筋による買いが断続的に入り、終盤も欧州勢の買いが入って高値圏を維持した。午後5時現在は、1ドル=113円68~69銭と前日比15銭のドル高・円安だった。始まりは、113円40銭前後で取引された。日経平均株価は軟調となったが、ドル円は仲値前後に実需筋の買いが入って113円60銭台に上昇。正午前後は小緩んだ後、再び実需の買いが強まり、安倍総理が夕方の会見で経済対策や消費増税先送りに言及するのではないかとの期待も入ったようで、113円70銭前後に上伸した。買い一巡後は利食い売りに押されたが、終盤は休場明けとなった欧州勢の買いが入り、113円70銭台に反発した。ドル円の推移がしっかりしてきたことについては、このところの指標などで米経済の回復が確認され、市場が緩やかなリスクオンムードになってきたと言う見方もあるようだ。今夜の注目はイエレンFRB議長の講演だが、中立的な発言に終始するとみられ、ドル円は一時的に振れたとしても水準は変わらないだろうと言う。
今日はIHIが6%以上も上げている。豊洲の土地の譲渡とか。パナソニックも2%弱上げている。その他はトヨタが1%超えの下落、ホンダ、三菱重工、コマツ、三菱UFJは1%未満の下落だった。まあ、状況を考えるとこんなものだろう。
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