28日の日経平均株価は、始まりは上げ基調だったが、一時、マイナスに落ち込むも、切り返して引けにかけて持ち直しの流れを作り、前週末比131円62銭高の1万7134円37銭と続伸。終値では14日(1万7233円75銭)以来2週間ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は18億4515万株、売買代金は1兆9283億円。騰落銘柄数は値上がり1562銘柄、値下がり301銘柄、変わらず85銘柄。市場は、何か材料が出たかのように先物に大口の売りが出たが、外部要因に大きな変化なく、結局は1万7000円を中心とするレンジ内の動きにとどまった。明日は配当落ち分(130円程度)をどの程度埋められるかが注目され、その強弱によって方向性を見極めたいと言う。
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、薄商いの中、日経平均株価の推移を眺めた取引となり、終盤は方向感なくもみ合った。午後5時現在は、1ドル=113円53~54銭と前週末比47銭のドル高・円安だった。オセアニア市場で113円近辺で取引されたドル円は、東京時間の始まりに113円40銭台に上昇。株価が堅調に推移したほか、年度末を控えた実需筋のドル買いも目立ち、正午前後に113円70銭近くに値を上げた。午後は、株価が一時マイナス圏に転じたことで売られたが、株価が値を戻すとドル円も水準を戻した。終盤は113円50~60銭でのもみ合いとなった。米GDPの上方修正を受けた利上げ期待の広がりがドル円の下値を支えた。ただ、大きな材料がなく、イースター休暇で参加者が少なかったため、ドル円は株に連動する形となったようだ。
株価はプラス圏に切り返し、ドルも上げたが、輸送、重工、金融、電気ともにさほどパッとしたところはない。コマツが、1.7%と値を伸ばしているが、トヨタ、ホンダ、IHI、三菱UFJ、パナソニックは1%に届かず、三菱重工は、0.05%と申し訳程度の伸びだった。まあ、まだまだ株価は流動的だろう。
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