22日の日経平均株価は、111円台だった円高が112円台に下げて一服したことや米国株が上昇したことなどを好感して上昇、一時期円が111円台をつけたことで売りが入ったが、先物への買いがあって値を戻し、前週末比323円74銭高の1万7048円55銭と5営業日ぶりに反発。終値ベースで4営業日ぶりに1万7000円を回復した。東証1部の出来高は20億1411万株。売買代金は2兆1784億円。騰落銘柄数は値上がり1732銘柄、値下がり163銘柄、変わらず51銘柄。市場は、円高一服を受けて反発した。ただ、前週後半に1ドル=110円台をつけたばかりで、まだ円高に対する警戒感は根強い。明日も為替にらみの展開が続きそうだと警戒感をにじませている。
22日の東京外国為替市場のドル円相場は、終盤にブリュッセルの空港で爆発があったことがテロの観測を呼び、ドル売り・円買いが強まって下落した。午後5時現在は、1ドル=111円71~72銭と前週末比38銭のドル高・円安だった。始まりは、112円前後で推移、日経平均株価が堅調に始まったのを眺め、寄り付き直後に112円20銭付近を付けたが、仲値前後は実需の売りで111円80銭台に反落。正午前後は再び112円を回復した。午後は株価が上げ幅を縮めたことから再び111円80銭台に下げる場面もあったが、株価が大引けにかけて上げ幅を広げるとドル円も買われ、112円10銭台に浮上した。終盤はブリュッセルの空港で爆発があり、テロではないかとの観測を呼び、ドル円は軟化した。FRB高官が4月の利上げの可能性を示唆したことや株価の上昇がドル円の下値を支えたが、さらに上昇するには材料不足で、下値のリスクがくすぶっているようで、原油価格や株価が安定している中、円売りのムードが帰ってきたが、年度末を控えて動きにくい展開になるだろうと言う。
今日はIHIが4%以上も上げた。トヨタも3%の半ば、ホンダが1%の上、三菱UFJ、三菱重工、コマツの3社は1%以下の小幅な上昇、パナソニックだけがこれも小幅に下げている。ちょっとしたことに敏感に反応する株式市場だからまた何かあれば下げるだろう。当面は1万6500から1万7千あたりで小動きだろうか。
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